上村 智子

上村 智子
教員氏名 上村 智子
職名 教授
所属 作業療法学専攻
経歴 国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院卒業
日本大学大学院理工学研究科医療・福祉工学専攻修士課程修了
広島大学博士(医学)学位取得
2004年に信州大学に着任

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身体・認知機能を補う環境や機器を活用して高齢者や障害者の生活を安全・安心に

高齢になっても、障害があっても、身体機能や認知機能を補う環境や、生活の不便さを減らす支援機器があれば、日常生活のいろんな動作を安全・安心に行うことができます。でも、人がライフスタイルを変えるのは簡単ではありません。作業療法士は、対象者の身体や精神の状態を把握して、ライフスタイルに適合するよう、環境や支援機器を選び、実際の生活に定着するまで支援します。
私たちは、このような生活支援プログラムの開発や効果検証に取り組んでいます。また、支援機器や機器提供サービスが当事者にとって"よい"ものになるよう、使いやすさを評価する手法の開発や、新たな支援機器の活用法普及のための提案も行っています。
認知機能を補う支援機器の利活用マニュアル
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研究成果を反映して作成した「認知機能を補う支援機器の利活用マニュアル」
研究から広がる未来
身体機能や認知機能を補う環境や支援機器を高齢者や障害者がもっと使えるようになれば、安全・安心な日常生活を送れる人たちが増えて、健康寿命延伸につながる可能性があります。
高齢者や障害者の当事者視点を反映した"よい"支援機器や機器提供サービスを創り出すことができれば、ビジネスに発展する可能性もあります。
超高齢化社会を迎え、このような研究ニーズはますます高まっています。
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運動麻痺の状態に合わせて支援機器を選び・調節して、一人で食事ができるように支援
卒業後の未来像
病院や介護保険関連施設や市町村で作業療法士として働き、対象者が安全・安心な生活を送れるように、 お一人お一人の生活に必要な支援をしています。
また、行政機関や研究所で生活支援サービスの企画・運営や評価、企業で機器開発をする卒業生もいます。
高齢者の自宅で転倒の危険性のある場所をチェックし、住まいの整備方法を助言するプログラムの開発
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高齢者の自宅で転倒の危険性のある場所をチェックし、住まいの整備方法を助言するプログラムの開発