岩波 潤

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教員氏名 岩波 潤
職名 講師
所属 作業療法学専攻
経歴 塩尻市出身
新潟医療福祉大学卒業後、作業療法士として相澤病院勤務
2011年新潟医療福祉大学作業療法学科に入職、2013年同大学大学院修了(保健学)
2015年より現職
信州大学大学院博士後後期課程修了(保健学博士)

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より効果的なリハビリテーションの手段を明らかにして患者の回復を助ける

リハビリの世界では同じような病気なのに、とてもよくなる人とそうでない人がいます。なぜでしょう。私はこの違いに運動をイメージする力が関係しているのではないかと考えています。両腕を横に伸ばし、人差し指を立て、目をつぶったまま両方の指先を合わせてみてください。ぴったりと指先がついた方は、目で見ていなくても運動をイメージし、そのイメージに沿って運動が実行できており、運動イメージ能力が高いと思われます。
私は様々な方法で測定する「運動イメージ能力」と脳波や脳血流測定で評価される「脳活動」や実際の「運動能力」との関係を研究しています。
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ゼミでの実験風景。外部から大脳皮質に磁気刺激を与える「経頭蓋磁気刺激装置」により脳内のニューロンを興奮させ、脳・神経・筋の機能評価を行う。
研究から広がる未来
現在はリハビリの実施内容に明確な基準はありません。しかし、「運動イメージ能力」と「脳活動」・「運動能力」の関係を明らかにすることで、対象者個々の運動イメージ能力に適したプログラムを実施し、より効果の高いリハビリテーションを提供できる可能性があります。それにより、入院期間が短くなったり、病気になった後でも元気に日常生活を送ることができるようになるかもしれません。
実際のリハビリ場面でも用いられるミラーセラピー
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実際のリハビリ場面でも用いられるミラーセラピー
ラーセラピー時の脳の働きが運動イメージの鮮明性と関連することが明らかとなっている
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ミラーセラピー時の脳の働きが運動イメージの鮮明性と関連することが明らかとなっている
卒業後の未来像
イメージという目に見えないものを、目に見える形で明らかにするという研究は、物事を客観的にとらえる力を養います。客観的な視点をもつことは、物事を冷静にとらえることにつながるでしょう。客観的視点はきっとあなたの人生に役立つはずです。