学科長挨拶

信州大学医学部
保健学科長
伊澤  淳
IZAWA Atsushi

Every single life matters
〜Inclusive careを目指して〜

 信州大学医学部保健学科のウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。学科を代表してご挨拶申し上げます。

 私たち保健学科には、4つの専攻があります。看護学専攻、検査技術科学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻です。各専攻の学生は、それぞれ看護師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士を目指して学んでいます。

 保健医療を取り巻く社会は、現在、人口動態の変化や地球環境の変動などにより不確実性が高まる一方、AIなどの技術革新により変化のスピードが加速しています。社会が変化し、価値観が多様化する中にあっても、普遍的に大切なことは、保健医療が対象とする「すべての生命」であり、Every single life mattersと言えるでしょう。

 私たちの保健医療は、尊いEvery single lifeを対象とし、乳児から高齢者まで、都会でも地方でも、病める方も心身に障害のある方も、多様な人々すべてに対して、「その人にとって最適な健康状態」を守り、高めることを使命としています。私はこの保健学科において、一人ひとりに最適な健康支援を目指すInclusive health careを探究したいと考えています。

 これからのInclusive health careを担う私たちには、大切な役割があります。それでは、私たちはどのようにあるべきか、どのような人材を目指すべきでしょうか。詳しくは「教育目的および目標」や、「ディプロマ・ポリシー」「カリキュラム・ポリシー」をご覧ください。私は、一言で説明するならば、「自分自身または自分の最も大切な人をみて(看て、診て)もらいたい存在」であるべきだと考えています。

 そのような次世代の保健医療人を、一緒に目指そうではありませんか。

令和7年4月