五十嵐 尚子

教員氏名 五十嵐 尚子
職名 助教
所属 看護学専攻
経歴 H24 東北大学卒業
H24 東北大学病院勤務
H29 東北大学大学院、博士前期課程修了
R3  東北大学大学院、博士後期課程修了

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すべての人が良い最期を迎えられる社会を目指して

高齢化が進み、わが国では多死社会を迎えています。患者にとって延命よりもどれだけQuality of Life(QOL)を保つかが大切だとして、医療の目的や個人の価値観などが近年変化してきています。患者やその家族がより良い最期を迎えられることを目指して今まで研究を実施してきました。現在取り組んでいる研究は独居がん患者が主な対象です。高齢者の独居世帯の増加に伴い、家族のサポートが得られにくい独居のがん患者の終末期のQOLの実態を質問紙調査で明らかにしたり、医療者からみて独居がん患者が抱えている問題をインタビュー調査で明らかにしています。今後は身寄りのないがん患者への終末期ケアについても明らかにしていきたいと思っています。
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終末期独居がん患者に特徴的な問題について:医療者に対するインタビュー調査のカテゴリ結果

研究から広がる未来
独居がん患者の終末期へのケアは家族のサポートが少ないことから、患者だけでなく医療者にとっても困難感を抱える事があります。研究により、独居がん患者への適切な医療やケアの実態を明らかにすることで患者のQOLだけでなく、医療者の困難感の軽減にも繋がります。将来的には独居の人が安心してその人らしい最期を迎えられる社会を目指しています。
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がん患者遺族の複雑性悲嘆の尺度についての発表:第22回日本緩和医療学会学術大会

卒業後の未来像

超高齢社会において、医療費や医療資源などが限られた環境の中で最大限の看護を提供する事が求められると思います。環境や患者の特性に対して柔軟に適応できる看護師として活躍できるように看護の基礎や考える力を大学で一緒に学んでいきましょう。