木村 文一

木村 文一
教員氏名 木村 文一
職名 講師
所属 検査技術科学専攻
経歴 北里大学大学院医療系研究科で細胞診検査に関わる研究を学び、その後細胞周期関連タンパク、細胞増殖因子、画像解析技術(テクスチャ解析、機械学習)を用いた研究を行っている

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AI・コンピュータの目で見る病理・細胞診断と細胞周期に関連するタンパク質解析

AIを用いた研究−とりわけDeep learningは、症例数や解析内容が不明であるBlack boxが問題となっています。当研究室は12年のAI研究実績があり、工学系大学研究室と共同研究を行なっています。そのため基礎的な工学的手法を学ぶことができるのが特徴です。細胞周期関連タンパクに対してAI技術を屈指して新しい創薬の発見にも意欲的に取り組んでいる研究室です。大学院生を広く募集していますので、当研究室の研究に興味のある方がいらしたら遠慮なくご連絡ください。

共同研究先:東京工業大学山口雅浩研究室、千葉大学フロンティア医工学センター羽石秀昭研究室、北里大学医学部呼吸器外科佐藤之俊研究室など。

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当研究室で開発した機械学習機(メイン画面)

研究から広がる未来
悪性腫瘍は現在の死亡原因の第一位であり、その治療は早期発見に大きく作用されます。細胞診検査は悪性腫瘍の早期発見に大きな役割を果たしています。しかしながら、人の目による判断では病気の特定が難しいこともあり、コンピュータの目を用いた診断技術の開発や免疫組織化学といった最新の技術を駆使することで、病気の診断精度向上・治療に貢献できます。
分葉状内頸部腺過形成の細胞像.JPG
分葉状内頸部腺過形成の細胞像(パパニコロウ染色)

卒業後の未来像

 臨床検査技師や細胞検査士(就職後、1年の実務経験もしくは細胞検査士養成コースにて取得する資格)として病院、検診施設、製薬会社などに勤務が可能です。また、大学院へ進学することで国内外の第一線の研究機関で研究者として活躍することができます。

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悪性中皮腫の細胞像(パパニコロウ染色)