務台 均
教員氏名 | 務台 均 |
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職名 | 准教授 |
所属 | 作業療法学専攻 |
経歴 | 信州大学にて博士(保健学)を取得。信州大学助手を経て、2016より現職。専門は身体障害系の作業療法。特に、脳卒中患者の精神機能や日常生活の支援に関する研究を行っている。 |
からだに障害があっても自分らしく生きていく方法を考えていく
脳卒中や筋萎縮性側索硬化症といった脳や神経が侵される病気になると、手足が麻痺したり、筋肉が徐々に動かなくなるため、今まで当たり前にできていた生活がうまくできなくなります。私たちの研究室では,そのような人たちが再び生活を再構築していくよりよい方法について研究しています。①日常生活の動作を計測機器を用いて解析し、少ない力でも効率よく行える動作や福祉用具・居住環境について検討する。②腕や指に生じた麻痺をより回復させるための末梢神経電気刺激と作業療法を併用させた治療方法の効果を検証する。③地域で生活されている心身に障害のある高齢者が「自分らしい生活」を獲得できるようにするための支援方法を検討するなどです。
①日常生活の動作の解析
起き上がり動作(上)や箸動作(下)の筋肉や関節の動きを計測機器を用いて解析している
起き上がり動作(上)や箸動作(下)の筋肉や関節の動きを計測機器を用いて解析している
研究から広がる未来
私たちの研究によって、からだに障害を持った人たちが、生活しやすい動作や居住環境を獲得することができるようになったり、より手足の麻痺を回復させることができるようになったり、便利な道具をうまく使いこなして生活がし易くなったりします。そして、今よりもっと、その人らしく、より楽しく、生き生きとした生活が過ごせるような支援を創造していきます。
②末梢神経電気刺激装置
腕の末梢神経に電気刺激を与えることで運動神経を活性化させ、手や腕のリハビリを実施することで機能回復を図る
腕の末梢神経に電気刺激を与えることで運動神経を活性化させ、手や腕のリハビリを実施することで機能回復を図る
卒業後の未来像
卒業生の多くは病院や施設の作業療法士として、患者の生活の再獲得や社会復帰を支援する仕事に携わっています。また、大学院に進学し、最先端医療や作業療法の研究を行っている卒業生もいます。作業療法士として働きながらの社会人大学院生も可能です。
③その人らしい生活の再構築
訪問リハビリテーションにて、その人にとって意味のある大切な作業を再獲得できるような支援を実施する
訪問リハビリテーションにて、その人にとって意味のある大切な作業を再獲得できるような支援を実施する