安尾 将法

教員氏名 安尾 将法
職名 教授
所属

検査技術科学専攻

経歴

信州大学医学部医学科卒業後、信州大学医学部内科学第一教室に入局。
同大学院を修了し医学博士を取得後、米国バージニア州立大学に留学。
内科学第一教室講師を経て、2021年より現職

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喘鳴を呈する疾患を総合的に捉え、より確実な診断・治療方法を追究する

生理学、呼吸機能検査実習、医用電子工学・センサ工学を担当しています。また、内科および呼吸器内科専門医、呼吸器内視鏡専門医として附属病院で外来診療、内視鏡検査をおこなっています。
研究対象は、「喘鳴(ぜんめい)を呈する疾患」です。気道の狭窄では、気管から末梢の細い気管支までいずれの障害においても喘鳴を呈します。これら疾患を包括的に捉え、細胞レベルの研究から臨床研究、地域貢献まで幅広く取り組んでいます。通常の内視鏡では観察することができない細気管支を新規開発内視鏡で観察、診断、治療を試み、中枢気道と末梢気道の狭窄の類似点・相違点を呼吸機能検査を用いて解析し、また地域の院外薬局と吸入指導連携を構築しています。
アポEが関与する主な生体機能と疾患・病態
中枢気道狭窄の治療前後の呼吸抵抗

研究から広がる未来
どの疾患でも遺伝子から細胞、組織、臓器、そして人体と、統合され個体が形作られている。これは疾患も同じであるという観点から、ある一つの事象を発見したら、それが他のレベルではどのように影響し、作用しあって一つの疾患を形成しているのかという観点で研究を行うことは、単なる一研究に留まらず、臨床検査に対する考え方、取り組み方にも還元されます。
アポEの主なアイソフォームの基本構造
超細径内視鏡による呼吸細気管支の観察

卒業後の未来像
学部での教育、その後の研究活動を通じて、将来どのような領域の職種に就いても、そこで新たな疑問点と解決方法を発見し、追究できるようなプロフェッショナルとしての臨床検査技師を目指しましょう。
外来看護実習.JPG
地域の院外薬局との吸入指導連携