五十嵐 久人
教員氏名 | 五十嵐 久人 |
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職名 | 教授 |
所属 | 看護学専攻 |
経歴 |
山梨医科大学医学部看護学科卒業 同大学院医学系研究科修士課程修了 山梨大学大学院博士課程修了(看護学博士) 2007年信州大学医学部保健学科に着任 |
その人らしい健康的な生活を実現するための要因を考える
健康になることが人生のゴールではありません。その人らしい生活を通して、QOL向上を実現することにあり、健康はそのための手段の一つです。そのQOLには、ストレスや生活習慣、主観的な健康観など様々な要因が関係しています。近年は格差社会と言われ、賃金格差だけでなく、健康格差も大きな問題となっています。そのような厳しい生活環境の中、人々のQOLが、ストレス、生活習慣などとどのように関連しているかについて研究しています。また、健康を支援する保健師の実践能力向上に向けた教育プログラムの研究・開発にも取り組んでいます。
卒業研究の学内発表会の様子。それぞれが取り組んだ研究の成果を緊張しながらも自信と達成感をもって発表している。
研究から広がる未来
WHOは「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義しています。世の中には大きな病気を持ちながらも生き生きと過ごし、QOLの高い方も多くいます。QOLの研究は、健康とは何かを考え、その人らしい人生を過ごすための基礎となるものです。
保健師コースの学生が実施した
健康学習会(減塩について)。
卒業後の未来像
保健師は対人援助職として、多くの困難に直面しますが、はじめから一人で解決することは難しいので、抱え込まず、誰かに相談する。そして、専門職として、常に疑問を持ち、根拠を探求する姿勢を持ちましょう。
新任期の保健師を対象にした研修会。