下里 誠二
教員氏名 | 下里 誠二 |
---|---|
職名 | 教授 |
所属 | 看護学専攻 |
経歴 | 山梨大学大学院医学系研究科博士課程生態系修了 臨床経験は東京都立松沢病院に17年間勤務 |
安全安心な精神科医療のために
入院環境での精神障害をもつ当事者の攻撃性へのケアを中心に研究しています。また、アセスメントツールに関すること、マネジメントに関することに関して研究しています。
2005年からはCVPPP(Comprehensive Violence Prevention and Protection Program)というプログラムの開発に携わり攻撃性へのケアの理論開発とそれに伴う研究をしてきました。攻撃性へのケアとは保安のことではありません。当事者の攻撃性に対して思いに耳を傾け対話する中で当事者の味方となり、安心して過ごすことができるように援助する方法は精神看護の基本となるスキルです。
2005年からはCVPPP(Comprehensive Violence Prevention and Protection Program)というプログラムの開発に携わり攻撃性へのケアの理論開発とそれに伴う研究をしてきました。攻撃性へのケアとは保安のことではありません。当事者の攻撃性に対して思いに耳を傾け対話する中で当事者の味方となり、安心して過ごすことができるように援助する方法は精神看護の基本となるスキルです。
怒りが強くなって爆発するところから落ち着くまでのサイクルとその間の介入を示したモデル。大きな噴火は大爆発を示しています。その後もしばらく煙が出てくすぶっているのは興奮がなかなか冷めないところを表現しています
研究から広がる未来
プログラムは医療者が満足するためのものではなく当事者と看護者が相互理解を深めていく中で、お互いを尊重し、当事者にとっての希望につながることを目指します。病院や施設の中で当事者も看護者も安心できる環境になるように当事者とともに創るプログラムの研究を進めています。
上の図を説明しているところです
卒業後の未来像
多いというわけではありませんが、卒業後すぐに精神科に就職を希望する学生さんもいます。心の時代といわれる現代です。ぜひ多くの学生さんに精神科看護師として活躍してほしいと思います。
関わりを振り返る演習をしているところです