木村 貞治
教員氏名 | 木村 貞治 |
---|---|
職名 | 教授 |
所属 | 理学療法学専攻 |
経歴 | 川崎リハビリテーション学院、工学院大学卒業 韓国順天郷大学校工科大学修士課程 信州大学大学院工学系研究科博士後期課程修了 1993年信州大学着任 |
リハビリテーションやスポーツにおける運動の制御や学習のしくみを科学する
病気やけがによる運動障害、スポーツにおけるけがや使い過ぎによるスポーツ傷害、加齢による身体能力の低下などの予防と改善を通して、その人らしい生活を送っていただくよう、運動の制御や学習のしくみ、そして、より効果的な理学療法としての治療法についての研究を行っています。具体的には、筋電図や磁気センサーなどを用いた人の動きの特性や、それに関連した脳の活動状態の特徴などを指標として、新たな測定方法の開発や、できるだけ安全で効果的な運動のあり方について研究しています。また、これらの研究を通して、新しい測定装置やトレーニング機器の開発も行っております。そして、学会や論文を通して、それらの研究成果を社会に向けて発信しております。
人が足を挙げる際の体幹の筋群の活動を、フットスイッチ、表面筋電図、超音波画像診断装置などを用いて客観的に解析している場面
研究から広がる未来
より適切な測定方法や、より安全で効果的な運動のしかたを、様々な測定方法を駆使して科学的に検証し、それを学会発表や学術論文を通して社会に発信することによって、リハビリテーションの対象者の方々や、スポーツ選手の方々に対する新たな測定方法、治療方法、運動指導方法として提言していくことが可能となります。そのように「社会の役に立つ研究成果」を発信することの醍醐味を体験してください。
スポーツにおける足首の捻挫を予防するためのトレーニングの効果を、足首の動きの速さや筋肉の反応の速さ、そして、脳の活動状況を指標として解析している場面
卒業後の未来像
研究活動で修得した研究能力や論理的な思考力は、卒業後における保健、医療、福祉の現場や、教育・研究機関、そして、スポーツ現場など様々な領域における実践と研究を結び付けていくための能力として生かしていくことができます。
障害を有する方が、注意の払い方によって歩き方がどのように異なるかを小型のモーションセンサを用いて解析している場面