牟田 理恵子

牟田 理恵子
教員氏名 牟田 理恵子
職名 准教授
所属 看護学専攻
経歴

東京慈惠会医科大学卒業。
東京大学大学院修士課程、筑波大学大学院博士後期課程修了(看護科学博士)。
看護師として6年勤務後、西武文理大学、筑波大学等を経て2022年本学着任。

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終末期にある患者さんとその家族がよりよい最期の時を過ごせるように・・・

終末期を専門にしていますと、学生さんからよく「つらくなったりしませんか?」といったことを聞かれます。患者さんの最期に立ち会うことは、もちろん悲しく寂しい。でも、人生の締めくくりの大切なお時間をご一緒させていただき、私たち看護職の関わりで、その患者さんとご家族が穏やかで温かい時を過ごすことができる⋯それってとってもやりがいのあるすごいことだと思いませんか?
「家族って患者さんと同じくらい、時に患者さん以上に苦しんでいて辛い思いをされているんだ⋯」という臨地実習の時に抱いた思い、その後の外科病棟、緩和ケア病棟での臨床経験から、主に終末期がん患者さんのご家族に対するよりよい家族支援を探求しています。

Orange Balloon Project
国民の皆さんに緩和ケアの正しい知識を広めるOrange Balloon Project

研究から広がる未来
質の高い終末期ケアは、患者さん・ご家族・医療者間で絶えず話し合いによって調整される過程であるといわれています。しかし、残念ながら国内外の調査において、必要な情報提供や対話が、十分行われているとはいえない現状が報告されています。限られた時間の中でも適確に患者さん・ご家族のニーズを捉え、質の高い効果的な支援へとつなげることのできる方法(教育)とエビデンスを構築していきたいと思っています。
末梢神経電気刺激装置.JPG
※クリックで中ページをご覧いただけます。
一般病棟における、標準的なケアとして実践可能で、看護基礎教育においても活用できる「終末期がん患者さんのご家族支援ガイド」を作成しました。

卒業後の未来像

今あることをただ当たり前のことと捉えるのではなく、常に何でだろう?どうしてだろう?と考えられる「感性と探求心」、そして多様な背景を持った人との関わりを通して「柔軟性と人間力」も磨き続けていってほしいなと思います。