加藤 茜

加藤 茜
教員氏名 加藤 茜
職名 助教
所属 看護学専攻
経歴 【2013年】山口大学大学院博士前期課程修了
【2014年】急性・重症患者看護専門看護師取得
【2017年】東北大学大学院博士後期課程在学中
【2020年】信州大学着任

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『どんな時も自分らしく』その人らしさを尊重した救急看護の探求

"緩和ケア"と聞いて、何を思い浮かべますか?"ホスピス"や"終末期"
"がん"などを連想されるのではないでしょうか。
現在、世界の救命救急センターや集中治療室では、入院早期から当たり前のように緩和ケアが行われています。海外の救命救急や集中治療の領域では、「緩和ケアとは、重篤な疾患とともに生きる患者のQOLを高めるための医療的ケアであり、患者の価値観に基づいて行われるケア」とされ、終末期や疾患に関係なく行われます。残念ながら日本の救命救急センターや集中治療室では、緩和ケアが浸透しているとは言えません。私は、患者さんの価値観を最大限尊重していくために、看護師が行うべき緩和ケアのあり方について研究しています。
地域包括ケアシステム
救命救急センターにおける 死亡患者に関する学会報告

研究から広がる未来
救命救急や集中治療は、患者さんの回復を願うあまり、ときに医療者を中心に治療や看護が進められてしまうことがあります。現在、このような状況が患者さんやご家族を苦しめ、退院後にPTSDや抑うつ症状を引き起こしてしまうということが明らかになっています。 入院早期から緩和ケアを行うことは、医療によって傷つけられる患者さんやご家族を少なくすることにつながります。
専門看護師として 大学生に講義

卒業後の未来像
人の人生の岐路に立ち会う仕事は、そう多くありません。手術や出産、死別...、およそ人の人生に数多くは起きないであろう場面に立ち会うことが許される看護職の醍醐味を、ぜひ経験してください。そして、看護に迷ったときは、大学院で学びを深めてください。
スピリチュアルペインに関する国際学会の発表