西澤 公美

西澤 公美
教員氏名 西澤 公美
職名 准教授
所属 理学療法学専攻
経歴 2009年信州大学医学部保健学科着任
2011年信州大学医学系研究科保健学専攻博士前期課程修了
研究分野は、神経筋疾患を対象とした評価指標の研究や運動学習

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不治の病ではなくなりつつある医療の現実
理学療法士のデータが求められている

私の専門領域は小児の理学療法です。臨床では神経難病(筋ジストロフィー等)など遺伝性の疾患を持つお子さんに関わることが多いです。近年、筋ジストロフィーの医療の進歩は目覚ましく、次々と新しい薬が開発されています。それらの薬の効果を測るとき指標のひとつとなるのが理学療法士が提供する運動機能評価です。この評価は時に国際的に実施される機会があるので、どこの国でも正確で簡単に実施できる評価が求められていますがそれが難しいのが現状です。そこで私は、正確で・簡単で・苦しくない評価法を考案し、さらにはいかに身体機能を良くできるかを目指して、活動量計を用いた評価や、補装具による下肢の機能維持に関する研究を行っています。
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服薬前後での活動量計の経過を示したグラフ
服薬後は歩数・運動エネルギー量とも増加している
研究から広がる未来
筋ジストロフィーは、今や新しい治療法がさかんに開発されており、私が学生の頃に学んだ常識は既に崩されつつあります。しかし、筋ジストロフィーのお子さんに対する理学療法は、残念ながらあまり進歩がありません。その理由はエビデンスが少ないからです。だからこそ私たちがひとつひとつ積み重ねる研究成果は、現在進行形の医療の発展に間違いなく一役買うことができるのです。
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患者さんの足の硬さを測定中
卒業後の未来像
本専攻で学んだ知識は、小児科のある全国の病院、または小児専門病院・施設などで活かすことができます。また、療育センターなど福祉施設に就職している理学療法士もいます。全体的には少数派の小児領域ですが、活躍する場は増えてきています。
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患者さんの歩行評価を実施中