信州大学HOME

english

Menu

化学・材料学科

学科独自サイト 化学・材料学科

学科の特徴


学科長 藤本 哲也


 現代は、地球温暖化に代表される気候変動、大量生産・大量消費に伴う資源枯渇問題、環境の浄化能力を超えた廃棄物の排出による環境汚染など、様々な深刻な問題に直面しています。持続可能な社会を構築し、次の世代に引き継いでいくために、信州大学繊維学部化学・材料学科は、これらの問題の解決に向けて、化学と材料の観点から教育・研究に取り組んでいます。
 1940年に繊維学部内に初めて繊維化学科が設置されて以降、時代の要請に従い、化学系の学科が増設され、何回かの改組を経て、現在の化学・材料学科に至っています。歴史があるだけでなく、化学に関する充実した教育プログラムが用意されています。
 現在、化学・材料学科には30名を超える教員が所属し、太陽電池、燃料電池、蓄電池などのエネルギーデバイスの開発、プラスチックのリサイクル技術の開発、天然資源や生物由来の持続可能素材の有効利用技術の開発、人間の健康と福祉を支える医療材料の開発、および、それらの材料や機能発現のメカニズムを探る研究、さらに、省資源・低環境負荷な製造プロセスや環境プロセスの開発など、多様かつ最先端の研究を行っています。
 教育にも力を入れており、化学・材料に関する基礎・専門科目はもちろん、学部の特徴である繊維に関する科目、ものづくりを支える化学工学、データサイエンスも学ぶことができます。3年次には自分の興味のある科目を選択できる幅広い専門科目を用意しています。学修状況を可視化するためのWebシステムを導入し、学修の進捗把握と目標設定を行い、チューター教員との面談を通して、各自の将来目標に向けたきめ細かい指導を行っています。
 このような信州大学繊維学部化学・材料学科で私たちと一緒に学び、研究に取り組んでみませんか?詳しくは学科のホームページにお越しください。





  1.  化学・化学工学・高分子など、現代社会に欠かせない研究者や技術者を育成します。
  2.  卒業後はエネルギー、繊維、医療材料、化粧品、自動車、電気、電子などの分野で活躍しています。
  3.  3年次後期の専門科目に4つのプログラム科目群を設定しました。
    環境化学工学プログラム
    熱力学、移動現象論、反応速度論を基礎として、「ものづくり」のプロセス・システムに関する専門知識の修得、およびそれらを環境・エネルギー問題の解決に利用できる能力の修得。
    機能高分子プログラム
    高分子の化学合成および独自の物性・機能の理解、および新規高分子材料と繊維材料の設計に応用できる能力の修得。
    分子機能創成プログラム
    原子および分子レベルの設計による分子機能に関する専門知識の修得、およびそれらを問題解決に利用できる能力の修得。
    マテリアル創成プログラム
    無機化学、有機化学、物理化学を基礎とした材料の設計と物性制御に関する専門知識の修得、およびそれらを問題解決に利用できる能力の修得。

学科の教育体系

教育カリキュラム

1年次2年次3年次
共通科目
  • 基盤系科目
  • 英語
  • 基礎科学科目 (数学、物理、化学) ほか
  • 英語
専門科目
  • 新入生ゼミナール
  • 化学・材料セミナー
  • 情報科学演習
  • 有機化学
  • 無機化学
  • 熱力学
  • 量子力学
  • 高分子科学基礎
  • 生命科学基礎
  • 化学工学基礎
  • 化学・材料ゼミ
  • 基礎化学実験 ほか
    • 量子化学
    • 繊維化学
    • 環境プロセス
    • 化学・材料学概論
    • 化学・材料実験 ほか

    プログラム科目群 (3年次後期)
環境化学工学プログラム
  • 環境化学
  • 分離工学
  • 反応工学 ほか
機能高分子プログラム
  • 高分子合成
  • 高分子物性
  • 高分子機能
  • 高分子材料
分子機能創成プログラム
  • 天然物有機化学
  • 光化学
  • ソフトマテリアル物性論 ほか
マテリアル創成プログラム
  • 有機材料化学
  • 触媒化学
  • 電気化学 ほか

研究トピックス(4年次)

光るナノカーボン
光るナノカーボン
服部研究室では、カーボン微粒子を作製し、表面を化学修飾することにより、可視発光性をもつナノカーボン分散液を調製することに成功しました。バイオイメージング分野などへの・・・ 続きを読む
新しい半導体が創る世界
新しい半導体が創る世界
市川研究室では、新しい半導体として注目されている有機半導体について研究しています。有機半導体を使ったデバイスとして、有機ELや有機太陽電池等が挙げられ、これらの研究を通・・・ 続きを読む
有機合成を駆使して生物活性の謎を探る
有機合成を駆使して生物活性の謎を探る 魚類フェロモンの分子構造はまだ解明されていません。最近、魚類行動学を専門とする山家秀信氏らによりサクラマス (ヤマメ) のフェロモンの構造が決定されました。長野県にも多く生息しているこのヤマメのフェロモンの分子のどの部分が活性発現に必要なのか? ・・・ 続きを読む
超分子とナノスケール天然高分子材料
超分子とナノスケール天然高分子材料 荒木研究室では、(1) ポリロタキサンをはじめとする超分子材料を用いたゲルやフィルムの作製、(2) セルロースやキチンなどの天然多糖類の微結晶を用いた補強材料、というテーマで研究を行っています。超分子 (左上) はネックレスのような形をした分子で、これでフィルムや・・・ 続きを読む
超臨界水を利用したバイオマスの有効活用
超臨界水を利用したバイオマスの有効活用
地球規模での温暖化がニュースになり、これまでのように大量かつ安価に"もの"を作るだけでなく、環境に優しい"ものづくり"が求められています。これに対して長田研究室では・・・ 続きを読む
色素増感太陽電池の作製と解析
色素増感太陽電池の作製と解析
森研究室では、色素増感太陽電池、量子ドット増感太陽電池、有機薄膜太陽電池の研究を行っています。特に色素増感太陽電池では新しい構造の開発や、電子の移動速度を測定・解析す・・・ 続きを読む

学科教員リスト

   
氏名
役職
研究分野
Email *1
TEL *2
教 授
ナノ材料化学, 光触媒化学, 有機金属化学
asao
5410
教 授
超分子化学, 高分子科学, 多糖類科学
jun
5587
教 授
機能材料・デバイス, 応用物性
musubu
5498
教 授
有機光化学, 界面化学, 液晶材料化学
hisayan
5459
教 授
天然高分子化学, 生物材料科学, 有機合成化学
kohkawa
5573
教 授
化学工学, 超臨界流体工学, バイオマス工学
osadam
5458
教 授
機能高分子化学, 超分子化学, 機能性色素化学
mkimura
5499
准教授
高分子合成化学
kohsaka
5488
助 教
固体金属触媒, 金属材料, 機能性材料
tkojima
5485
教 授
繊維・高分子材料の高機能化, 高性能化
ygotohy
5366
准教授
高分子電子化学, エネルギー変換デバイス
toshiki
5497
教 授
溶液科学, ソフトマターコロイド物理学, 学際物理学
takaakis
5586
助 教
機能性ソフトマテリアル,生体模倣システム,ナノ材料
koki_sano
5389
准教授
反応工学
iori
5466
教 授
電気化学, 触媒化学, セラミックス, 無機材料工学
wsugi
5455
教 授
超分子光化学
msuzuki
5415
教 授
反応工学・プロセスシステム, 環境技術
novhide
5831
助 教
物性, 原子・分子・量子エレクトロニクス・プラズマ
ttakiz1
5467
准教授
機能性高分子
ateramo
5490
教 授
有機合成化学, 天然物化学, 生理活性物質, 医薬
nishii
5403
助 教
分子集積化学, 高分子ベシクル, 温度応答性高分子, 生体機能材料
nishimura_tomoki
5487
教 授
カーボン科学, 分子選択性吸着剤, スーパーキャパシタ
hattoriy
5392
准教授
高分子化学, 機能性分離膜材料, 色染化学
yhirata
5409
准教授
反応工学・プロセスシステム, 電気化学
fuku
5464
教 授
有機合成化学, 有機反応, 不斉触媒, 不斉合成
tfujimo
5493
准教授
生体模倣化学, ソフトマテリアル, 界面化学
murai_kazuki
5883
教 授
触媒化学, 無機材料化学, 電気化学
yasmura
5453
教 授
光物理化学, 太陽電池
shogmori
5818
教 授
プリンタブルマイクロリアクター, 表面微細構造
mwatana
5408

*1 メールアドレスは後に「@shinshu-u.ac.jp」を付けてご連絡ください。
*2 電話番号は前に「0268-21-」を付けてご連絡ください (#は内線専用)。
◎ 学科長

  • 大学院の教育
  • 教員一覧
  • 特色ある取り組み
  • 企業・一般の方へ
  • 在学生の方へ
  • 保護者・卒業生の方へ