エネルギーの自給自足
研究紹介
世界初の材料、プロセス、システムを開発。エネルギーの自給自足を目指す
村上研究室の開発した光学材料や無機ナノファイバーなどの材料は、世界でオンリーワンの材料であり、実際に使用されています。新しい材料を開発する鍵は、アイデアとオリジナルな触媒、反応装置にあります。世の中で活躍する新しい材料を開発したいという希望に応える研究室です。現在、力を入れているのが、エネルギーの自給自足です。バイオマスをエネルギーをあまりかけずに乾燥できれば、水分率が多い水産資源の利用も可能になります。また、熱から効率よく発電できれば、太陽光の波長の長い領域を電気に変えることができます。
社会の問題を解決するためにほんとうに必要な研究を厳選し、世界初、オンリーワンを追及している。 | (左) 光触媒などに用いられる酸化チタンナノファイバー。(右) 高活性で寿命の長い白金/シリカ燃料電池触媒。 |
≪研究から広がる未来≫
企業の望むことをすれば実用化するように思われていますが、実際にはうまくいきません。新しい市場が広がらないと、研究成果が世の中で使われません。誰も考えなかった新しいビジョンを提案することで、はじめて大きな研究に発展します。新しいビジョンを提案できる研究者に育ってもらいたいと思っています。