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研究会

信州大学経法学部において月1回のペースで開催される「研究会」は、経済学、経営学、法学、政治学など、社会科学諸分野の研究成果 について報告・議論する場を提供し、さまざまな研究トピックスに関して相互理解を深めるとともに、研究者間でのコミュニケーションの促進を図ることを目的としています。
構想段階の研究や調査進行段階の研究も発表可能であり、研究者間の意見交換を通 じて研究内容の発展を図るなど、建設的な議論が展開されています。また、報告者は信州大学の教員にとどまらず、他機関の研究者も積極的に招き入れ、より広範なトピックスを取り扱うことを目指しています。
開催スケジュールと内容については、本ホームページに随時掲載する予定です。

  • 講演者 呉柏蒼 氏
    所 属 信州大学経法学部
    日 時

    202511月19日(水) 14:4016:10

    場 所 信州大学経法学部 新棟6階会議室
    題 目

    「台湾における新しい犯罪被害者補償制度について-日本の立替払い制度の提唱への検討を念頭に-」

    概 要

    台湾の犯罪被害者補償制度は、1998年に成立した犯罪被害者保護法により成立した。
    この法律は、起草段階より日本の旧犯罪被害者等給付金支給法から大きな示唆を得たと言われているが、2023年に改正され、大きく変貌した。
    旧制度が立替払いのような制度として運用され、求償権行使が困難だったことや、犯罪被害者補償における国の「責任」についての論争が改正の背景の一側面である。本報告は、近時日本の政策提言の動向を意識しつつ、台湾新旧制度の変更について分析し、日本法への示唆を探る。

     

    なお,スタッフセミナーへの質問は,赤川(oakagawa__at__shinshu-u.ac.jp)までご連絡ください。

    ※__at__は,@に置き換えてください。

  • 講演者 中島 弘雅 氏
    所 属 慶應義塾大学名誉教授
    日 時

    202511月5日(水) 16:3018:00

    場 所 信州大学経法学部 会議室A
    題 目 「法科大学院時代における研究者養成」
    概 要 後日掲載

    参加を希望される方や、スタッフセミナーへの質問がある方は、赤川(oakagawa__at__shinshu-u.ac.jp)までご連絡ください。
    ※__at__は,@に置き換えてください。

  • 講演者 吉田 京子 氏
    所 属 高野隆法律事務所
    日 時 20251024日(金) 15:0017:00
    場 所 信州大学経法学部 研究棟4階 研究会室
    題 目 受刑者の選挙権
    概 要
    受刑者の選挙権は制限されるべきか。大阪高裁と東京高裁の判断は分かれている。講演者による基調報告では、受刑者の選挙権をめぐる憲法訴訟を題材に、司法が民主主義における参加の価値とどう向き合うべきかを考える。講演者は元裁判官の弁護士で、2022年の在外国民審査権訴訟では最高裁大法廷で弁論をして法令違憲判決を得た。

    以上の基調報告に対して、行刑学・刑事政策の立場から大谷彬矩氏(明治学院大学法学部)が、憲法学の立場から赤川理氏(信州大学経法学部)がコメントを行い、討論する。

     

    なお,スタッフセミナーへの質問は,弘中hironaka__at__shinshu-u.ac.jpまでご連絡ください。

    ※__at__は,@に置き換えてください。

  • 講演者 楊潔 氏
    所属 信州大学 経法学部
    日 時 10/8(水) 16:20-17:50
    場 所 信州大学経法学部 研究棟4階 研究会室
    題目 Health Impacts of Marketizing Public Water Service in Rural China
    概 要 This study estimates the health impacts of the marketization of water supply services in rural China, with a focus on the differential external benefits associated with various types of water utilities under private sector participation (PSP) and corporatization. We further investigate the underlying mechanisms through which these institutional reforms influence health outcomes. Utilizing comprehensive survey data spanning 1989 to 2015 at the individual, household, community, and county levels, we find that corporatization significantly improves health among vulnerable populations, particularly children under five and older adults. In contrast, PSP, particularly those funded by domestic private sectors, is associated with improved health outcomes across all age groups in rural communities. Mechanism analysis suggests that PSP contributes to better health primarily by facilitating the transition from surface water to piped water sources, while corporatization improves health through more stable water provision and positive spillover effects from enhanced access to other public services.

    参加を希望される方は,こちらのGoogleフォームに氏名とメールアドレスを記載ください。
    なお,スタッフセミナーへの質問は,三上(mikami__at__shinshu-u.ac.jp)までご連絡ください。
    ※__at__は,@に置き換えてください。

  • 講演者 安達仁美
    所属 信州大学 教育学部
    日 時 9/24(水) 16:20-17:50
    場 所 信州大学経法学部 研究棟4階 研究会室
    題目 持続可能な社会づくりへの継続的参画の要因に関する質的研究
    概 要 ユネスコスクール卒業生とESDをライフワークとする教師のライフヒストリー調査から、持続可能な社会づくりに関わり続ける要因を考える。

    備考: 第三期先鋭領域研究拠点群に採択された新規プロジェクトである、社会データ研究拠点(旧称:男女間賃金格差の形成メカニズムに関する総合研究のための研究拠点)では、経済学部、教育学部、理学部等における異分野の知見を融合した研究体制を構築し、男女間賃金格差の形成メカニズムを、個人の進路選択、ライフイベント、制度的要因などのライフサイクル全体にわたる多面的視点から統合的に分析する。より具体的には、 理学部主催の「理系選択支援プログラム」参加高校、信州大学生、附属学校園、県内の各学校(小中高・幼稚園)を主な調査対象とする経済実験・独自アンケート調査等の実施し、高精度なデータベースの構築と実証的知見を創出する。

    参加を希望される方は,こちらのGoogleフォームに氏名とメールアドレスを記載ください。
    なお,スタッフセミナーへの質問は,三上(mikami__at__shinshu-u.ac.jp)までご連絡ください。
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