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哲学・思想論領域

哲学・思想論領域

哲学・思想論領域では、言語哲学の諸問題、倫理学、また中国・インドの哲学など多彩な研究が可能です。個別のテーマ(私的言語の問題など)を取り上げることもできますし、思想史的なアプローチ(ルソーにおける自然についての研究)、また、比較思想的なアプローチで文化圏の壁を超えた思想の普遍性、あるいはそれぞれの地域に根差した特殊性にスポットをあてることもできるでしょう。教員の専門領域をよく理解した上で、みなさんの関心と合致するところがあれば、ぜひ哲学・思想論領域で修士論文にチャレンジしてもらいたいと思います。

領域紹介

授業について

授業では、講読を中心に、英語・ドイツ語・フランス語・サンスクリット語・漢文等、それぞれのテーマに直結する文献(論文を含む)を丹念に読み解いてゆきます。このすべての言語の能力が必要とされるわけではありませんが、少なくとも英語の論文を読みこなす能力は求められます。

どのような研究ができるか(教員の専門領域)

授業では、講読を中心に、英語・ドイツ語・フランス語・サンスクリット語・漢文等、それぞれのテーマに直結する文献(論文を含む)を丹念に読み解いてゆきます。このすべての言語の能力が必要とされるわけではありませんが、少なくとも英語の論文を読みこなす能力は求められます。

言語哲学・心の哲学

研究の基底にあるのは、適切な世界観とはどのようなものか、という根本的な問い。目下は、言語・心的現象・知識を、自然現象として説明するための方途に関する考察を通じて、自然主義的な世界理解の可能性を探っている。

倫理学・西洋哲学

倫理学/西洋哲学を中心に研究している。もともとの出発点は、18世紀ドイツの哲学者、イマヌエル・カントだが、最近は20世紀アメリカの哲学者、ウィルフリッド・セラーズに興味の重心を移しつつある。

中国哲学・比較思想

研究テーマは、1.中国近世思想史、特に浙東地方の思想動向の研究、2.朱子学・陽明学に対する倫理学的分析(特に徳倫理学の観点から)。授業では、伝統中国の思想世界を色々な角度から紹介している。

インド哲学・比較思想

インド仏教認識論の大成者ダルマキールティとその後継者プラジュニャーカラグプタの著作をもとに、輪廻思想、全知者証明、時間論、知覚論などを、西洋哲学との比較という観点も交えながら研究している。また、最近では、中国仏教の論理学(因明学)にも関心がある。

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