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中国語学・中国文学領域

中国語学・中国文学領域

ひとくちに中国語学といい中国文学といっても、その意味するところは広く深い。時代的には甲骨文字から電算処理まで、あるいは「詩経」から高行健まで対象になる、とひとまずは言えますが、それだけではとても言い尽くせないことにもお気付きでしょう。
空間的にも中国或いは漢字文化圏は巨大な存在であり、それはけして一部に喧伝されるような閉ざされた場所ではありませんでした。あるいは閉ざそうとしても閉ざしきれせません。
ですから日本列島の諸問題を考える上でも、あるいは東西交渉や比較対照といった見地から世界的な考察を行なう場合にも、中国の言語文化の存在や影響を無視や閑却していては、画竜点睛を欠くという誹りを免れないでしょう。たしかに言うは易く行なうは難し。とはいえ、この領域が有する広さ深さに対して焦らず恐れず、日々の歩みを進めることは、けして辛いだけの営みでは無いはずです。そこから個人の人生なり社会の動向なりについて様々な知恵や経験を汲み取ることは楽しくも有益なことでありましょう。スタッフは、それぞれ「現代中国語学」「中国古典文学」を専門として、この巨大な領域への意欲的挑戦をお手伝いします。

領域紹介

どのような研究ができるか

中国古典文学

およそ「詩経」から文学革命まで二千年以上のあいだに、文言や白話で書かれた無数の精華をおもな対象として、それらが有する今日的意義を様々な角度から見出だしていきます。

現代中国語学

現代中国語の共通語について、日中比較の視点も用いつつ文法的に興味深い現象を考察していきます。

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