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東洋史領域

東洋史領域

東洋史領域では、主にアジア地域の、あるいはアジア地域にかかわる歴史的事象について、従来の学術的な研究成果を駆使するとともに、多種多様な言語・素材からなる史料を自ら探し出して、科学的・実証的な観点から分析を加えることのできる人を育成することを目的としています。このプロセスを経て、現代社会を生きるうえで必須の情報分析・処理能力を身につけることが期待されます。
東洋史学を学ぶことは、第一義には、アジア地域の過去と現在を知ることです。しかし、学問的な訓練を受けるなかで習得される技能は、過去だけではなく、今そこにある現実を読み解くためにも使われるべきです。歴史学は単に過去の事実を明らかにするだけのものではありません。現状分析も視野に入れた東洋史学を学ぶことを通じて、現実を冷静に見据え、賢く生きる術が身につけられることでしょう。
東洋史学という学問領域の中には、おおむね東アジア・北東アジア・中央アジア・東南アジア・南アジア・西アジアの地理区分があり、それぞれの地域の歴史的展開についての研究が行われています。そして、その連環も決して忘れてはなりません。アジアには交易・文化交流・社会の中の衝突と受容の歴史があります。背景の広さ・多様性とつながりを意識することが東洋史学の醍醐味でもあります。

領域紹介

どのような研究ができるか

中国近世・近代史研究

おもに15-20世紀の中国および周辺・関連地域をめぐる社会・経済・政治の構造に関わる研究を行います。

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