副学長（研究企画・戦略担当）

令和3年10月1日付で副学長（研究企画・戦略担当）を拝命いたしました。

信州大学は日本のほぼ真ん中に位置し、日本アルプスに囲まれた自然豊かな山岳・高地にある大学として特色があり、信州圏域が有する地勢・環境・天然資源、またそこで生活する人々の産業・文化・歴史・社会・健康を対象とした独特の研究分野が数多く存在しています。一方で世界レベルにある先鋭的研究領域を有しており、「地域」と「世界」の二つを見据えた研究が展開されています。信州大学を構成する八つの学部と全学教育機構、10の学術研究院各学系、先鋭領域融合研究群それぞれの持つ特長や強みをさらに伸ばして行くと共に、研究者間の学術的交流を促進することで、基礎研究から応用研究において新たな特徴ある研究領域や融合的研究が次々と生まれる土壌をつくってゆきたいと考えています。

特に信州圏域の環境・資源・地域性をベースとした"Sustainability Science"とそれに関連する研究に注力し、信州大学の特色と輪郭を鮮明にして行ければと考えます。一方で個々の研究者のオリジナリティや研究成果を多面的なデータ分析によって俯瞰することで、新たな研究企画や戦略を進めるための体制・プロセスをつくってゆきたいと思います。

微力ですが尽力したいと考えております。至らない点が多々あると思いますが、信州大学構成員の皆さま、関係者の皆さまからのご指導ご鞭撻を頂ければ幸いです。どうかよろしくお願い申し上げます。

令和3年10月 森川 英明