ABOUT.Agri Transformation(農X)とは
大学の先端知・
先端技術を活かした
長野県農林業の
課題解決
我が国では近年、地方を中心として農林業にまつわる課題が次々と顕在化し、産業としての大きな転換点に立っています。
私たちは、信州大学の持つ先端知や先端技術・地域の豊かな資源やフィールド・その土地で暮らす人々のアイデアを融合させることで地域の課題を根本から問い直し、地域農林業の新たな価値と変革をもたらす「Agri-transformation (農X)」の実現を目指しています。
課題の深層に迫る「問い」を出発点に、そのソリューションを生み出す多様なプレイヤーの参画を得て、長野県農林業の課題解決を担う体制づくりを進めます。
課題
環境問題など
森林科学・菌類学
機能性物質科学
自治体、企業との連携
地域住民の参画
「問い」を考える
信州大学で系統造成された夏秋イチゴ「信大BS8-9」
信州大学で系統造成された夏秋イチゴ「信大BS8-9」
OBJECTIVEプロジェクトの目的
地域農林業の課題解決に向けた
研究成果創出
信州大学の特徴ある研究シーズを
「農」に展開した成果創出
地域・自治体との
「繋ぎ手」の確保
市民・自治体・企業等から成る
地域農林業の深層的な問いの抽出、
問いからソリューションを生み出す
プレイヤーの選定、
それらの連携・マッチングによる
コンソーシアムの構築
新事業創出に向けた
環境整備・人材育成
シェアオフィスの設置、
農X実践フィールドの整備、
農Xに関する
リカレント教育プログラムの策定
OUR SOLUTION課題解決までの道のり
問いを考える
農業の現場や地域のフィールド等を学生・研究者・行政・企業等の多様なプレイヤーが訪問・観察し、農林業における深層課題を抽出・集約。
ソリューションの創出
マルチステークホルダーによる対話を通じて地域の未来に対して横たわる深層的な課題とその解決に向かうための仮説を立てる。
実証
豊富なフィールドを活かしてソリューションの実証を行い、企業・住民等を巻き込んで課題解決の可能性を検証。
社会実装・普及
生み出された研究成果や製品を農業者等へ広く周知するとともに、リカレント教育等で最新技術を指導・展開し、研究成果の社会実装を進める。
MEMBERS.プロジェクトメンバー
信州大学では、プロジェクト推進を担当するAgri-transformation(農X)推進室を設置しています。
農X推進室室長
信州大学において、20年以上にわたり、官公庁、自治体、企業等のご協力を得ながら、産学官連携を組織的に推進する体制の構築や運営に従事。農業のトランスフォーメーションは大きな社会課題であり、大学としても組織横断的な取り組みが必須であるため、鋭意、本活動の発展・拡大を進めます。
信州大学 副理事、アドミニストレーション本部 副本部長(CSO)、学術研究・産学官連携推進機構 学術研究支援本部長、教授
農X推進室副室長
長野県伊那市出身。長野県上伊那農業高等学校・信州大学農学部卒業後、ニワトリ研究者を経て現職へ。信州大学繊維学部において産学連携・学術研究支援、研究拠点運営などの業務を経験し、農X推進室副室長に就任。農X推進室では、課題抽出プラットフォームや外部と連携したコンソーシアムの形成、研究プロジェクト企画、リカレントプログラム策定等、事業全体のマネジメントや企画を担当。
博士(農学)
農X推進室室員
ナノ材料の電子物性評価で博士(工学)を取得後、信州大学に着任し複数の大型研究プロジェクトの立ち上げ運営を経験。信大クリスタルラボの副所長を務め、無機結晶材料技術をベースに地域の農業や食品産業と連携した新商品の開発や実証試験を企画・運営し、複数の信大クリスタル関連製品(日本酒・クラフトビール・おやき等)を上市。
農X推進室室員
農X推進室員。長野県茅野市出身。八ヶ岳のふもとで生まれ育ち、製薬関係の研究職を経験後に、信州大学のURAとして着任しました。企業・行政・地域・大学間でのつながりを創り出し、Agri-Transformationを通じた循環型社会の構築に大学が貢献できるように活動していきたいと思います。趣味はドローン撮影(第2級陸上特殊無線技士、第4級アマチュア無線技士免許保有)です。