学生保険
学生の皆さんが安心して教育・研究活動を行い、充実した大学生活を過ごすためには、災害・事故への十分な備えをしておくことが不可欠と考えています。
大学は、高等学校までと違い活動の場が格段に広がります。そのため教育研究活動中に被る身体の傷害(急激かつ偶然な外来の事故によるケガ)にあった場合や、教育研究活動中において他人にケガを負わせる、他人の財物を損壊してしまう場合に備え、
学生教育研究災害傷害保険(学研災) ・ 学研災付帯賠償責任保険(学研賠・医学賠)に加入することを原則としています。
【事例】
*体育の授業中、アキレス腱を断裂してしまった。(学研災)
*次の授業へ向かう途中、階段を踏み外して腕を骨折した。(学研災)
*実験中に誤って試薬をこぼしたことにより手に火傷をした。(学研災)
*実験中に誤って試薬をこぼしたことにより、他人に火傷を負わせてしまった。(学研賠・医学賠)
*高額な特殊機材等を用いた実験中に不慣れな操作で機材を破損してしまった。
(学研賠・医学賠)
一例ではありますが、万が一に備え保険の加入は必要です。
〇学生教育研究災害傷害保険【学研災】
〇学研災付帯賠償責任保険【付帯賠責(学研賠・医学賠)】
さらに補償を手厚くしたい場合(日常生活にも対応)は、
学研災に付帯している、学研災付帯学生生活総合保険(付帯学総)【取扱:東京海上日動火災保険(株)】をご検討ください。
【付帯学総の事例】
*風邪をこじらせて、入院・通院費がかかった。※保険診療の3割負担分を補償
*アルバイト中に他人にケガをさせてしまった。※示談交渉付き
以上の他に、大学生協が窓口となる(学生総合共済・学生賠償責任保険等)、学部独自案内の保険、ご家庭で加入している民間の保険など様々あります。保険の選択については、ご自身が必要とする補償内容が含まれているかなど、ご確認のうえ加入を検討してください。
大学で案内している保険の補償内容早見表
正課・学校 |
正課・学校 |
クラブ活動 |
日常生活を |
日常生活で | |
---|---|---|---|---|---|
学研災+学研賠 ※医学部は医学賠 |
〇 | 〇 | ー | ー | ー |
学研災のみ | 〇 | ー | ー | ー | ー |
学研災+付帯学総 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
学生教育研究災害傷害保険(学研災)
学生自身が大学の教育研究活動中に被った身体の傷害(急激・偶然・外来の事故によるケガ)に対する保険です。
※ 病気や、危険なスポーツ中の事故は、この保険の対象となりません。
※ 学研災に臨床実習での接触感染による感染症予防処置を受けた場合に対象となる接触感染予防保険を追加する事もできます。
教育研究活動中とは
- ・正課中
- 講義、実験、実習、演習または実技による授業を受けている間
- ・学校行事中
- 大学が主催する入学式、オリエンテーション、卒業式など教育活動の一環としての各種学校行事をいい、専ら大学管理下で実施されるもの
- ・学校施設内
- 大学が教育活動のために所有、使用または管理している学校施設内にいる間
- ・学校施設内外課外活動中
- 大学の認めた学内学生団体の管理下で行う文化活動または体育活動を行っている間
- ・通学中
- 学校の授業等、学校行事または課外活動への参加の目的をもって、合理的な経路および方法により、住居と学校施設等との間を往復する間
- ・学校施設等相互間の移動中
- 学校の授業等、学校行事または課外活動への参加の目的をもって合理的な経路および方法により、学校が教育研究のために所有、使用または管理している施設の他、授業等、学校行事または課外活動の行われる場所の相互間を移動している間
ケガをしてしまったら
先ず、学生総合支援センターまたは所属学部の学務窓口へ事故の報告をしてください。
事故通知はがき(所定用紙)をお渡しします。
- ・事故通知はがきの提出
- ただちに(事故の日から30日以内)事故通知はがき により事故の通知をする。
「通学中」「施設間移動中」の事故の場合は「事故通知はがき」に加え、「通学中事故証明書」または「施設間移動中事故証明書」の提出が必要になります。 - ・保険金請求手続き
- 治療が完了したら保険金請求書(所定用紙)と医師の診断書を提出する。
(ただし、請求金額が30万円以下で、後遺障害がない場合には所定の治療状況申告書用紙に、被保険者が自筆で記入し、診察券等を添えて提出すれば、医師の診断書の提出は必要ありません)
保険申込料
1年間 | 2年間 | 3年間 | 4年間 | 5年間 | 6年間 | |
---|---|---|---|---|---|---|
学研災 | 1,000円 | 1,750円 | 2,600円 | 3,300円 | 4,050円 | 4,700円 |
接触感染予防 保険金支払特約 |
20円 |
40円 |
50円 |
70円 |
80円 |
100円 |
- 上記の金額は、2,000万円コース・通学中等障害危険担保特約付き
医療保険金額
死亡 保険金 | 後遺障害 保険金 | 医療保険金 | 入院 加算金 | |
---|---|---|---|---|
正課中・学校行事 | 2,000万円 | 120万~ 3,000万円 |
3,000円~ |
入院1日につき 4,000円 (入院1日目 から対象 180日限度) |
通学中 | 1,000万円 | 60万~ 1,500万円 |
6,000円~ |
|
学校施設間の移動中 | ||||
学校施設内 (寄宿舎は除く) | ||||
大学に届け出た クラブ活動中 |
3万円~ |
- 上記の保険は、生命保険、健康保険、他の傷害保険、加害者からの賠償金と関係なく支払われます。
- 医療保険金は、日額ではありません。治療日数による定額制です。(約款にて確認ください。)
- 治療日数とは実際に入院または通院した日数で、治療期間の全日数が対象になるのではありません。
- 但し、ギブスの種類によっては治療期間に加算される場合がありますので、保険会社にお問い合わせ願います。
接触感染予防保険金額
補償範囲 | 支払保険金 |
---|---|
臨床実習中 | 1事故につき15,000円(定額払い) |
接触感染特約加入者が接触感染した日からその日を含めて180日以内に感染症予防処置を受けた場合に支払われます。
学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責:学研賠・医学賠)
国内における正課、学校行事とその往復中で、他人へのケガ、他人の財物を破損したことにより被る法律上の損害賠償に備える保険です。
※ 学研賠のみの加入はできません。学研災に加入している学生に限ります。
他人にケガをさせてしまった、他人の物を壊してしまったら
先ず、下記に事故の報告をしてください。
- ・事故の通知
- 保険事故が発生したときは、
東京海上日動の損害サービス課(学校保険コーナー)0120-868-066へ以下の内容を連絡してください。
氏名、年齢、大学名、事故発生日、時刻、事故発生場所、被害者の氏名、年齢、事故の原因、被害(傷害、損壊等)の程度を連絡。
また、このことを学生総合支援センターまたは所属学部の学務係にも報告してください - ・保険金の請求
- 保険金請求書(所定用紙)と付帯賠責往復事故証明書(往復の場合)を提出する。
保険申込料・補償範囲
「学研賠」:Aコース | 340円/年 | ●正課、学校行事、課外活動(注1)およびその往復。 ●インターンシップ・教育実習・介護体験活動・ボランティア活動およびその往復。 但し、学校が正課、学校行事および課外活動(注1)として認めた場合に限る。 |
---|---|---|
「医学賠」:Cコース | 500円/年 | Aコースに同じ(医療関連学部・(学)科の実習を含む) |
(注1)学研賠における『課外活動』とは、インターンシップ活動またはボランティア活動の実施を目的とした組織として承認を受けた学内学生団体が行うインターンシップ活動またはボランティア活動をいいます。
但し、学校が認めた場合に限ります。
個人が、企業に直接応募するインターシップの場合には、「学生教育研究賠償責任保険」は、適用されません。
補償金額
バイク・自動車などの運転中の事故による賠償責任は、この保険の対象となりません。
対人賠償 |
1事故につき1億円限度(免責0円) |
---|---|
対物賠償 |
※被保険者1名かつ1年あたりの支払限度額です。
※学研賠のみの加入はできません。学研災に加入している学生に限ります。
学研災付帯学生生活総合保険(付帯学総)
学研災及び学研賠・医学賠では補えない日常生活(24時間対応)におけるケガや病気等の治療実費の支払、クラブ活動中、個人申込のインターンシップ等の賠償など、学生生活をより広くカバーした補償内容です。
広範囲な(日常生活を含む)補償を希望される場合にご加入ください。
※付帯学総のみの加入はできません。学研災に加入している学生に限ります。
※この保険に関する保険会社の問合せ先
東京海上日動あんしんコンサルティング(株)学生生活総合保険相談デスク
フリーダイヤル:0120-811-806
保険の詳細は、WEBサイト:大学生の保険(付帯学総) をご覧ください。
各保険への加入方法
学研災・学研賠への加入
大学所定の「払込取扱票」で保険料を郵便局及びゆうちょ銀行の窓口よりお振込みください。
払込取扱票は、学生総合支援センターまたは所属学部の学務係にあります。
注意!!
窓口で必ず保険の加入の有無を確認してから払込取扱票を受け取ること。
重複して加入する学生がいます。
※保険料に加え学研災の加入には、事務手数料10円が必要です。
振込の際は、保険料に10円足してお支払いください。
※加入証明の欲しい方は、必要な日の1週間前までに窓口へお申し込みください。
※この保険に関する保険会社の問合せ先
東京海上日動の損害サービス課(学校保険コーナー)
フリーダイヤル:0120-868-066
付帯学総への加入
付帯学総専用の「払込取扱票」で保険料を郵便局及びゆうちょ銀行の窓口よりお振込みください。
学生総合支援センターまたは所属学部の学務係にパンフレット及び払込取扱票がありますので、パンフレットを詳しくご覧になり必要なコースを選択してご加入ください。
※ご加入に際し学研災への加入が必須です。
※この保険に関する保険会社の問合せ先
東京海上日動あんしんコンサルティング(株)学生生活総合保険相談デスク
フリーダイヤル:0120-811-806
WEBサイト:学生生活総合保険相談デスク をご覧ください。
保険の補償範囲を見てみよう!
信州大学では、大学から案内している上記保険と信州大学生活協同組合(信大生協)が窓口となっている共済・保険が主流です。
※学部によっては、このほかにご案内している保険があります。
右記の図は補償内容や適用範囲について簡単に表したものです。参考にしてください。
図をクリック(PDF:82KB)