より良い地域に大学生が起こすアクション 地域参画プロジェクトCHANGE地域コミュニケーション

信大の地域貢献サークル特集vol.6

自分たちが暮らす地域をより魅力的に変えていく

まちづくりや地域活動に関心を持つ学生たちによる「地域参画プロジェクトCHANGE」。毎年決まった活動内容というものはなく、その年ごとに集まった学生たちの意向に沿って、自分たちの暮らす地域をより魅力的に変えていくための、幅広い活動をしているそうです。

これまでどんなことをしてきたのでしょうか?2025年11月から本サークルの代表を務める、佐野光紀さんに聞いてみました。

「直近では、松本市からの依頼を受け、学生による「交通座談会」を行いました」(佐野さん)。この座談会は、交通における松本市の基本政策を立てるうえで「学生たちからの声を活かしたい」という市からの要請を受け、CHANGEと松本市の共催という形で実施したそうです。

当日はCHANGEによる声がけで集まった、信州大学や他大学からの学生たちが、松本市における交通の課題を検討し合ったとのこと。

「シェアサイクルをもっと充実させてほしい」、「駅前の駐輪スペースが不足しているので拡充してほしい」など、学生視点からいくつも声が出たそうで、「松本市の基本政策に、私たちの声が活かされたらうれしいなと思っています」と佐野さん。

さらに、松本市の住民から編成される「松本交通委員会」にはCHANGEのメンバー1名が構成員として名を連ねており、交通政策検討のための会議等に出席し、地域づくりに参加しているそうです。

地域に根差した活動ができる喜び

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2025年にコミュニティスペース「タカノバ」で開催した子供向け縁日。多くの人が足を運び、大盛況となったそう

他にも2025年は、市内で“子供向け縁日”も行ったそうです。松本市の交流広場として開設された「タカノバ」というコミュニティスペースで、ヨーヨー釣りやストラックアウト、スイカ割りなどを行い、キッチンカーなども呼んだそう。「実施場所が住宅街ということで、地域の子供たちに向けた何かができたらと思い、縁日を企画しました」と佐野さん。当日は、客足が途絶えないほど盛況だったそうです。また、こうしたイベントを学生が主体的に企画したということで「学生がこういう場を作ってくれるのはうれしい」と、地域の方からも喜びの声が上がったとのこと。

「こうした地域に根差した活動を求めてサークルに入ったメンバーも多いので、参加した学生たちも、みんなイキイキとしていました」と、佐野さんもうれしそうに話します。

今度は自分が楽しみを提供する立場になりたい

地域行事における住民の負担が叫ばれ、行事や自治会等の担い手不足が課題となる現代――佐野さんは、どうしてこのような地域活動に興味を持つようになったのでしょうか?尋ねてみました。

「僕が生まれたのは、長野市の豊野という地域で、地域コミュニティの結束が強かったように思います。町民体育祭やお祭りなど、小さな頃からいろんな行事に楽しく参加してきました。そうした経験を経て、地域の中でコミュニティが生まれるためには、イベントや行事が大切な要素であると実感したんです」。

幼い頃から参加してきた行事を当たり前のものと捉えずに、コミュニティの醸成に不可欠だという気づきを得た佐野さん。そうして地域の大人が準備してくれた行事に参加し、地域で交流する喜びを経て、「自分が大人になった今、そうした楽しみを提供する立場に立ちたい。地域のためにどんなことができるか考えてみたいと思うようになりました」。

そんな想いでサークル活動を続けるなか、地域の方々に感謝されたり、イベントに多くの人が集まった時には、喜びを感じると共に、活動の大切なモチベーションになっているそうです。

2026年10月には、上高地線の下新駅にて、他団体と合同でのイベントも計画しているとのこと。 「地元の方も、上高地へ向かう観光客の方も、双方が楽しんでくれるイベントになるよう計画中です」と、次なるイベントにも気合が入っています!

佐野光紀さん

経法学部総合法律学科3年生

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長野市出身。卒業後は、長野市に戻り、公務員として地域づくりに関わることを志しています。「CHANGEの活動で学んだことを活かしたいです」。

サークル活動を通して多くの方と関わる中で何より“コミュニケーション能力”が向上したそう。

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