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  1. 柳 仙妹さんが電気化学会北海道支部-東海支部合同シンポジウムにおいてベストプレゼンテーション賞を受賞
研究
2025年6月18日(水)

柳 仙妹さんが電気化学会北海道支部-東海支部合同シンポジウムにおいてベストプレゼンテーション賞を受賞

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令和7年6月14日、北海道大学で開催された「電気化学会北海道支部-東海支部合同シンポジウム」において、大学院総合医理工学研究科総合理工学専攻物質創成科学分野1年の柳仙妹さん(是津研究室)がベストプレゼンテーション賞を受賞しました。

本研究室では、ハイエントロピー効果を新機軸とする新たな固体電解質材料開発の中で、多元素置換による効果が粒界抵抗の低抵抗化と異相界面の化学的安定性の向上に効果があることを見出している。例えば、Zrサイトのみを多元素置換化合物において顕著な効果が見られ、Li/Laサイトを多元素置換した化合物ではバルク領域の伝導度の顕著な向上が認められた。本発表では、多元素置換ガーネット型固体電解質をモデル材料とし、多元素ハイエントロピー効果による固固界面イオニクスの自在制御を主眼に置いた,革新的固体電解質の開発に関する最新の取組内容について発表した。独自に作成した機械学習モデルにより、バルクや粒界におけるイオン伝導度、活性化エネルギーに対する各説明因子の寄与率を明らかにした。データ駆動型検討から探索した新組成の多元素置換ガーネット型固体電解質は世界最高レベルのイオン伝導度を示した。本研究はJST-CRESTの支援を受けて行った。また、成果の一部はEPSONとの共同研究によるものである。


受賞演題は以下の通りです。
「機械学習的アプローチによるガーネット型固体電解質のリチウムイオン伝導度に及ぼすLi/La/Zr サイト多元素置換効果」
柳仙妹、寺岡努、福本浩、豊田直之、西村悠斗、山田康太郎、成實俊介、向田志保、是津信行

(信州大学 アクア・リジェネレーション機構,セイコーエプソン)