【信州大学研究力強化シンポジウム】アクア・リジェネレーション分野を中核とした信州大学の研究力強化戦略を開催

研究

社会連携

2023年10月31日（火）

信州大学は、「Vision for Greater Shinshu University（VGSU：3 つのE による大学発展構想）」として、研究・教育・社会貢献での特色や強みを伸ばし、信州地域はもとより、周辺地域の研究機関や産業界、国際社会との連携を拡げ、社会を豊かにし、より良い未来を築くことを目指しています。

この構想実現の第一歩として、アクア・リジェネレーション（ARG）分野にリソースを投下して大学の研究力を強化します。ARG分野とは、水を中心とする地球環境再生に関わる諸分野を統合するものです。このARG分野を中心とした研究力強化戦略及び最新研究等について議論を深めるシンポジウムを2023年10月30日に長野市で開催しました。

信州大学・長野県による開会あいさつに続き、ご来賓としてお迎えした文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課長の池田一郎様、経済産業省製造産業局国際プラント・インフラシステム・水ビジネス推進室長補佐の金谷学様、国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道国際・技術室長の西修様から、ARG分野への高い期待を頂きました。

基調講演で中村宗一郎学長は、VGSUの理念である広域（信州から世界）で新しい価値を生み出し、地域発展をけん引していくと抱負を語りました。
続いて、手嶋勝弥学長特別補佐／先鋭材料研究所長／卓越教授、堂免一成特別特任教授、遠藤守信特別栄誉教授等から講演が行われ、参加者は真剣に耳を傾けていました。

本学は、研究、イノベーション、地域貢献を三本の矢として一体的に研究力強化戦略を推進します。まず、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」の採択を受け、松本キャンパスに整備する「アクア・リジェネレーション（ARG）共創研究センター（仮）」をARG分野の中核的拠点とします。そして、卓越した研究力を有する研究者の集約、逼迫する水課題の解決を抱える中東・アフリカ・アジアなどのニーズに対応するソリューション提案、県内実証タウンの形成および同実証タウンでの水循環・水関連エネルギーを基盤とした新たな社会モデルによる地域課題等の解決を進めてまいります。