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  1. 信州大学とJR東日本長野支社との観光振興・人材育成事業「2020年度課題解決実践ゼミ」がスタート
教育
社会連携
2020年10月13日(火)

信州大学とJR東日本長野支社との観光振興・人材育成事業「2020年度課題解決実践ゼミ」がスタート

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JR EAST Welcome Center MATSUMOTO視察の様子

信州大学は東日本旅客鉄道株式会社長野支社(以下、JR東日本長野支社)との、次世代の観光産業の担い手育成を進めるため、2020年度の共通科目「課題解決実践ゼミ」を連携して開講しました。

授業開講に先駆けて、9月23日に信州大学とJR東日本長野支社は共同で「プレ・イベント松本駅視察」を開催しました。これは、学生が身近な松本駅の現状を知り、授業で取り組む内容のイメージを膨らませるためのもので、授業参加希望者を含む信大生10人が真剣な眼差しで駅施設の見学をしました。また、後半にはJR東日本長野支社より、観光事業に関してレクチャ―がおこなわれました。

本学とJR東日本長野支社との初の取組となる本授業では、4つの観光課題「1.インバウンド観光の現状把握や課題解決に向けた提案、2.インバウンド向けカウンターである『JR EAST Welcome Center MATSUMOTO』の活用方法提案、3.沿線の観光素材の現状把握や未開拓素材の掘り起こし、課題解決に向けた提案、4.駅や列車を活用した観光訴求や課題解決に向けた提案」を設定し、JR松本駅を起点に、学生が主体的にそれぞれ課題解決に繋がる提案を行います。

授業の特徴として、Problem/ProjectBasedLearningPBL方式で実施することが挙げられ、常に現場を意識しつつ、問題の発見や課題設定・解決を行うことで、知識をより実践的に活用することが期待されます。そのため、本授業ではJR東日本長野支社をはじめ、観光事業の第一線で活躍している数多くの実務家を招聘し、社会に通じる実践的な知識の習得を目指しています。

10月6日からは対面で授業を開始し、JR東日本長野支社職員5名から2017年におこなわれたDC(Destination campaign)等の取り組みなど、これまでの事業における工夫について講義が行われました。受講した学生らは、実際の事業構想から実施までの流れを実践的に学んでいくことに期待が膨らんでいるようでした。

また、林靖人教授からは、「チャンスはどこにでもあるが、意識しなければ気がつかないうちに目の前を通り過ぎてしまう。ハンターになったつもりで、常に周りに対して意識をむけるという『構え』を大切にして取り組んでほしい」と、実践的な授業に対する参加姿勢のレクチャーが行われました。

今後は、テーマごとにチームを形成し、フィールドワークや調査・分析を行い、課題解決策を考案します。2月下旬にはJR東日本長野支社をはじめ、松本市など関係者に向けての提案をする予定です。

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車両内の視察も行われた

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講義をする林教授