メインコンテンツへ移動

メニュー
閉じる
閉じる

トピックス

  1. 総合理工学研究科の大学院生が国立研究開発法人理化学研究所を訪問
教育
研究
2019年8月23日(金)

総合理工学研究科の大学院生が国立研究開発法人理化学研究所を訪問

大学院総合理工学研究科の共通選択科目「研究者・技術者を目指す大学院生のキャリア設計」(主担当教員:金山直樹 准教授(理研連携研究室))の一環として、将来、科学技術の振興に携わる職業を志望する大学院生12名が、2019年8月7~8日の2日間にわたり国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)和光事業所を訪問しました。

参加者は、理研の概要や歴史、職員の採用制度について説明を受けた後、2グループに分かれて、開拓研究本部(伊藤ナノ医工学研究室)、環境資源科学研究センター(創薬化学基盤ユニット)、光量子工学研究センター(基盤技術支援チーム、先端光学素子開発研究チーム)、創発物性科学研究センター(創発物性科学研究支援チーム)、脳神経科学研究センター(精神疾患動態研究チーム、学習理論・社会脳研究チーム、精神生物学研究チーム、生体物質支援ユニット)を訪問し、研究プロジェクトや業務内容について職員の方々に紹介して頂きました。また、新元素ニホニウム(Nh)の発見・命名で知られる仁科加速器科学研究センターでは、加速器科学の世界を解説して頂き、世界最大・最強の加速器SRCを擁するRIビームファクトリーを間近で見学しました。参加者は、説明を熱心に聞きながら、疑問や興味をもったことを積極的に質問していました。

本教育プログラムの目的の一つに、研究活動に携わる様々な職種・働き方があることを学び、理系人材としての進路選択の視野を広げることが挙げられます。今回の理研訪問では、最前線で活躍中の研究員の方だけでなく、専門技術員やテクニカルスタッフ、事務系職員など研究活動に携わる様々な職種の方々に対応いただきながら、参加者は理系人材の多様な働き方を目の当たりにしました。さらに、今回のプログラムの最後に、理研に勤務する研究系・技術系・事務系の様々な職種の方々に参加いただき、ざっくばらんに普段の生活や現在のポジションに就くまでの経緯などを伺う「キャリア座談会」を開催しました。科学技術の振興に携わる職員の方々の様々な生き方や人生観に触れながら、時折、参加者が自身の将来への不安や研究上の悩み等を相談する場面も見られ、予定していた時間を大幅に超過して座談会は盛り上がりました。

参加者からは、「先端研究を支える技術開発や、プロの技術者の支援の大切さを改めて認識した。」「理系だからできる事務系の職務に非常に興味を持った。」など様々な反響が寄せられました。最後に、本教育プログラムに快くご協力下さいました理化学研究所の職員の皆様に厚く御礼申し上げます。

riken1_2.jpg

理研の概要説明を受ける様子

riken2_1.jpg

精神疾患動態研究チームでマウス脳組織切片の説明を受ける様子

riken3_1.jpg

生体物質支援ユニットで研究支援業務の説明を受けている様子(1)

riken4_1.jpg

生体物質支援ユニットで研究支援業務の説明を受けている様子(2)

riken5_1.jpg

生体物質支援ユニットで研究支援業務の説明を受けている様子(3)

riken6_1.jpg

仁科加速器科学研究センターで加速器科学の解説を受ける様子

riken7_1.jpg

RIビームファクトリーで世界最大・最強の加速器を見学する様子

riken8_1.jpg

研究系・技術系・事務系職員の方々を交えたキャリア座談会の様子