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研究ハイライト

  1. ブラジル・日本国際セミナー「訴訟と社会~裁判と紛争解決~」を開催、ブラジル裁判官協会との学術協定を締結(経法学部)
注目の研究
2018年3月26日(月)

ブラジル・日本国際セミナー「訴訟と社会~裁判と紛争解決~」を開催、ブラジル裁判官協会との学術協定を締結(経法学部)

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 信州大学経法学部は、サンパウロ大学法学部准教授を団長にブラジルより約40名の研究者、裁判官、弁護士等を招き、ブラジル・日本国際セミナー「訴訟と社会~裁判と紛争解決~」を開催、ブラジル連邦共和国の連邦裁判官が所属するブラジル裁判官協会との学術協定も締結し、東京における主要機関訪問を実施いたしました。

 信州大学とサンパウロ大学は2015年に学術協定を締結しており、2016年8月から12月にかけて、今回の団長であるアントニオ・ロドリゲス・デ・フレイタス・ジュニオール准教授のお誘いを受けて、経法学部の島村准教授が大学院生に対する日本法に関する講義を共同で担当させていただいており、その講義が今回のセミナー開催のきっかけとなりました。

 セミナーは労働法、裁判外紛争処理手続き(ADR)、司法取引等といった8つの異なるセッションに分かれて、各セッションがブラジル側と日本側からの報告者によって構成されました。ADRセッションでは両国に加えてアメリカよりエリザベス・チペッチオレゴン大学准教授が参加されました。

 閉会のセッションでは経法学部とブラジル連邦裁判官協会との学術協定が締結され、その後、今回のセミナーの発端となったサンパウロ大学と信州大学の学術協定の締結に向けて尽力された二宮正人サンパウロ大学博士教授(長野県上田市出身)の功績を讃えるセレモニーが執り行われました。

 日本、ブラジル、アメリカ、カナダ、台湾からの総勢70名を超える参加者に恵まれ、活発な議論が展開され、充実したセミナーとなりました。

プログラムの概要と日本側の報告者

1月8日(月)

〇 第1セッション 労働法概観(日本側・荒木尚志教授(東京大学))

〇 第2セッション 個別的労働法(日本側・富永晃一教授(上智大学))

〇 第3セッション 集団的労働法(日本側・小西康之教授(明治大学))

〇 第4セッション 社会保障法(日本側・島村暁代准教授(信州大学))

1月9日(火)

〇 第5セッション 行政ADR(日本側・大久保規子教授(大阪大学)、デ・アウカンタラ・マルセロ准教授(お茶の水女子大学))

〇 第6セッション 裁判所とADR(日本側・仁木恒夫教授(大阪大学))

〇 第7セッション ラウンドリサーチテーブル

〇 第8セッション 司法取引の可能性と限界(日本側・丸橋昌太郎准教授(信州大学)、吉開多一教授(国士館大学)、深水大輔弁護士(長嶋・大野・常松法律事務所))

※ ブラジル連邦裁判官協会と信大経法学部の学術協定の調印式


東京においては、1月11日(木)に最高裁判所・国税不服審判所・生命保険協会に1月12日(金)には東京大学、中央労働委員会などに訪問いたしました。

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