台湾国立屛東大学が信州大学を訪問
2026年3月23日、台湾国立屛東大学(NPTU)代表団が信州大学松本キャンパスを訪問しました。
NPTUは台湾南部・屏東県に位置する国立大学で、「台湾総督府屏東師範学校」および「国立屏東商業技術学院」を前身とし、現在は3キャンパス・7学部を擁する総合大学として、地域の教育・研究の中核を担っています。これまでも教員間の交流はありましたが、2025年9月に「日台大学地方連携及び社会実践連盟(TJ Alliance)」への屏東大学の参画を契機に、2025年11月に大学間学術交流協定も締結いたしました。
今回の訪問は、中村学長への表敬訪問に加え、松本キャンパスの附属施設等の視察や、本学附属学校園との教育分野における連携の可能性を検討することを目的として行われました。
表敬訪問に先立ち、訪問団は自然科学博物館を見学し、山岳地域に生息する希少な昆虫や植物の標本を視察しました。続いて、附属松本小学校において、西副学長(教育、附属校担当)の進行のもと、附属校園の校長・教頭・教員との意見交換が行われました。双方から教員養成や附属校園における教育の取組みが紹介され、持続可能な社会を担う人材の育成やグローバル教育の推進という共通の方向性が確認されました。これを踏まえ、NPTUからは、附属校教員および教育学部学生の相互派遣や、附属校生徒同士の交流が具体的な協力案として提案されました。信州大学からは、生徒間交流についてはまずオンラインで開始する案が示され、双方の合意が得られました。今後、具体的な実施に向けて協議を進めていくことになりました。
その後の表敬訪問では、NPTUのRobert Y.S. Chen学長をはじめとする訪問団を、中村学長、安田理事(教学・グローバル担当)、林副学長(エンロールメント・マネージメント担当)らが歓迎しました。会談では、双方の大学紹介に続き、林副学長から本学の地方創生に関する取り組みが紹介され、2027年度設置予定のサステナブル社会協創学環における連携が提案されました。これに対し、NPTU側からも前向きな意向が示されました。また、医学系研究科スポーツ医科学の増木教授よりインターバル速歩の効果について紹介があり、降幡研究員からは台湾の東海大学(本学協定校)との共同研究の成果が報告されました。さらに森川助教がインターバル速歩の実演を行い、会場は大いに盛り上がりました。これらを契機として、今後の共同研究の可能性について活発な意見交換が行われました。
本訪問を通して、両学長は、今後も両大学間の交流を一層深化・発展させ、協力関係を強化していくことを確認しました。
台湾国立屛東大学からの訪問団:
- Prof. Dr. Robert Y.S. Chen(学長)
- Prof. Dr. Kelvin H.-C. Chen(国際部長、教授)
- Assoc. Prof. Dr. Jong-Chin Huang(学務部長、准教授)
- Asst. Prof. Dr. Jun-Da Lin(カリキュラム課長、助教)
信州大学参加者:
本部:
- 中村宗一郎学長
- 安田弘法理事(教学グローバル担当)
- 林靖人副学長(エンロール・マネジメント担当)
- 空閑良壽監事
- 清水正樹国際部長
- 吉成昭弘学長戦略室長
スポーツ医科学研究科:増木静江教授、森川真悠子助教、降幡真由佳研究員
経法学部:呉柏蒼講師
グローバル化推進センター: マワー・キム助教
視察・協議ご協力者:
- 東城幸治副学長(広報、学術情報・附属図書館担当)
- 西一夫副学長(教育、附属学校担当)