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　文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費：航空人材育成プログラム「実機飛行を通した航空実践教育の展開」事業の一環として、長野県の中高生のみなさんに航空機・飛行機の魅力をもっと知ってもらい、将来は航空分野の技術者・研究者になってくださることを期待して、「信州大学航空機教室～飛行機っておもしろい！～」を平成30年9月15日（土）塩尻市市民交流センターえんぱーくで開催しました。
　雨天にもかかわらず、中高生はじめ小学生、保護者、航空ファンなど約60人にご来場いただきました。
　3部構成の講演会の第1部は信大航空宇宙システム研究センターの柳原正明教授が「長野県と信州大学の航空技術研究開発について」と題して、長野県の航空機産業への取組と信州大学の航空機分野の研究開発と人材育成の状況などを説明しました。
　第2部はJALの阿部泰典シニアマネジャーが「飛行機のお話し」と題して、飛行機の大きさや重さ、スピードなどの基本的な解説をはじめ、飛行機を作る工程、飛行機が飛ぶしくみや構造などについて分かり易く解説してくださいました。
　第3部は吉田憲司JAXA航空プログラムディレクタが「超音速旅客機の夢、再び！」と題して、世界初の超音速旅客機コンコルドの解説や、JAXAの次世代超音速旅客機研究開発の状況と実現可能性について、実験失敗の経験談も織り交ぜながら熱くお話しくださいました。聴講者の皆さんは興味深く講演に聴き入り、講演後の質疑では中高生や小学生から驚くような専門的・技術的な質問も出されるなど、次代の航空分野を担う人材発掘のための絶好の機会となりました。