先鋭領域融合研究群
新たな学問領域の創造と特定領域における信州大学の強みを伸ばす先鋭領域融合研究群をご紹介します。
先鋭領域融合研究群
信州大学の特色ある研究領域(カーボン、環境・エネルギー材料、ファイバー工学、山岳科学、バイオメディカル)に資源を集中配分し、学内の若手研究者育成および外部の卓越研究者の招聘(しょうへい)により、大学総体の研究力アップを図ってきました。
3つの研究所(先鋭材料研究所、バイオメディカル研究所、社会基盤研究所)と3つの研究拠点(繊維科学研究所、山岳科学研究拠点、航空宇宙システム研究拠点)に改組し、本学の研究力のワンランクアップに繋げていきます。
以下は第一期の5研究所の紹介です。第二期の各研究所及び各研究拠点のページは準備でき次第順次公開します。
21世紀炭素イノベーションの創出に向けて、国産業のコアコンピュタンスとなりうる新技術や素材開拓を進めるとともに、ナノカーボン分野の世界トップレベルの研究を行い、環境・エネルギー、バイオ・医療、ICTなどの広範な分野に寄与することを目指します。
圧倒的な省エネルギーと低環境負荷に資する材料を創成するために、革新的な材料科学間及びその周辺分野をクロスブリード(X-Breed)させ、従来の手法では解決困難な課題を打破し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。
繊維工学の基盤に始まり、生物系、材料系、機械・ロボット系及び感性系といった関連分野を包括し、ファイバー工学分野において世界を先導する研究資源を利用することで最先端の革新的繊維技術を開発することを目指します。
地球規模での気候変動に伴う山岳地域における喫緊の環境問題を科学的な研究基盤に立脚して解決し、自然環境再生、保全、活用及び防災を実践することのできる山岳地域の自然環境と人間活動との融合の方策を探ることを目指します。
生命科学、医療及び環境に関する研究を有機的かつ学際的に融合させ、未曾有の超高齢化社会への対応や日本が引き続き競争力を維持するための総合的な生命医学研究のイノベーションを創出することを目指します。
次代クラスター研究センター
次代クラスター研究センター
先鋭領域融合研究群が、常に時代の要請を捉えた教育研究を展開できる組織集団であり続けるために、次代の研究群研究所を目指す特色ある研究グループとして、5つの研究センターを設置しています。
本研究センターでは、循環型社会の構築に不可欠な菌類・微生物を探索し、その機能を多角的に利用する技術を開発します。また、菌類・微生物の代謝産物が有する多彩な機能や可能性に焦点をあて、菌類・微生物ダイナミズムの創発を目指します。
「航空宇宙」を1つのテーマと据え、「各教員の要素技術(研究素材)の航空宇宙システム分野への展開」、地域の特色・強みを活かした「地域産業の基盤技術の活性化と人材育成の推進」を行っています。
超高齢化社会となり医療の果たす役割が高まる中で、新しい診断・治療技術を生み出すことにより、「最高の未来」を創るために活動します。そして、この理想を実現するための自由闊達にして愉快なる理想的研究所となることを目指します。
当研究センターは、全学部の多様な若手研究者32名が集結して様々な融合研究を進めています。これらの成果を踏まえて、社会基盤をなす地域の課題を多角的な観点から解決していきます。
本研究センターでは、農学、医学、工学、人文社会学の知を集積させた学際的な融合研究を推進し、農業の生産性向上と食の高機能化、新たな食農産業モデルの創成を図ります。