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キャンパスマスタープラン

はじめに

信州大学キャンパスマスタープランは、信州大学の全ての学生、教職員、様々なかたちで関わる地域の人々に寄与する健全で持続的なキャンパスづくりのために企画・立案・実施されることを目的としている。キャンパス整備は信州大学の理念・目標のもと常に最新の将来構想と歩調を合わせ、日々変わりゆく世界情勢や地域課題のなかで、教育・研究の場の確保という重責を担っており、その歩みを止めることは決してない。
なかでも、2019年に端を発する新型コロナウイルスの猛威は大学だけでなくあらゆる学びの場に大きな打撃を与え、キャンパスの風景を大きく変えた。これからのキャンパスは実空間だけには留まらないインターネットを介したあらゆる情報とテクノロジーとの協同の上に成り立つと言え、信州大学の全キャンパス・全領域の刷新が求められている。また、この数十年の間に発生した自然災害は大学キャンパスにも損壊を与え、開学以来およそ初めてと言える本格的な防災機能の強化が必須となっている。さらに、環境への配慮、カーボンニュートラルに向けた取組みは大学キャンパスが率先して実行しなくてはならない課題である。
このように、大学キャンパスは大きな変革の時期を迎えており、大幅な更新が必要であるとともに、独創性に満ちた経営戦略が求められる。だがそうであるならばなおのこと、『信州の豊かな自然、その歴史と文化、人々の営みを大切にする』という本学の理念をキャンパス整備において具現化する必要があるだろう。新たな時代に向けて本マスタープランが有効に活用され本学の進歩と躍進に繋がれば幸いである。

目的

信州大学は、松本、長野(教育)、長野附属学校、長野(工学)、伊那、上田、それぞれに沿革と特性の異なる6つの主要キャンパスを持つ地域分散型総合大学であり、各キャンパスを構成する施設やライフラインは大学の教育研究活動を支える重要な基盤である。
学生や教職員に対し安全で快適な教育・研究環境を提供し、それを未来に継承してゆくことは大学としての責務であり、その実現のためには各キャンパスの特徴を生かし、長期的な視点に立って秩序ある施設整備を計画的に進める必要がある。
キャンパスマスタープランは、魅力あるキャンパスを実現するためキャンパス環境全体の基本的な計画として作成するものであり、本学の理念・目標や中期目標・中期計画を踏まえ、信州大学にふさわしいキャンパスづくりを目指し今後の将来像を描くものである。

基本方針

キャンパスマスタープランを策定するにあたり、地域連携や安全対策、機能強化対応、地球環境への配慮など、信州大学のキャンパスづくりの基本となる考え方を取りまとめ、将来に向けたキャンパス計画の方向性を示すため、環境施設マネジメント委員会(令和3年12月)において「信州大学キャンパスマスタープラン2023基本方針」を策定した。

◆信州大学キャンパスマスタープラン2023基本方針

信州大学の特色及び取り巻く現状を認識し、信州大学長期ビジョン"VISION2030"及び改革実行プラン「inGEAR」の理念に基づき、本学が果たすべき機能を有したキャンパス作りを目指すものとする。

信州大学キャンパスマスタープラン2023基本方針

キャンパスマスタープランPDF