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理事(研究、産学官・社会連携)

  1. 理事(研究、産学官・社会連携)

清水 聖幸

役職
理事(研究、産学官・社会連携)
就任年月日
令和6年10月1日

令和6年10月1日付で、理事(研究、産学官・社会連携担当)を拝命致しました。私は、2016年4月の熊本地震をきっかけに熊本大学に赴任し、産学連携や地域連携に取り組んできました。近年は、熊本のかつてない半導体産業の活況と半導体ファンドリー世界シェア1位のTSMCの熊本進出、また日本唯一の先端半導体製造企業Rapidus社の北海道の事業所設置への対応のため、熊本大学と北海道大学にて、半導体分野の研究教育体制の強化に取り組んできました。この3年程は、高度成長期のような、地域全体が高揚感で溢れる雰囲気の中で、仕事をする機会に恵まれました。

信州大学は、企業との連携が非常に活発で(国立大の中で共同研究件数12位、受入額15位)、政府のベンチャー政策の代表である「スタートアップ・エコシステム共創プログラム(全国9拠点)」の1拠点の代表機関を務めています。更に、約26年間実施されている信頼性の高い新聞社の「大学の地域貢献度評価」において、常にトップクラスに入る地方国立大学のモデルとなる大学です。主な大学にとって、昨年の最大関心事であった文科省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」(J-PEAKS、全国12校)に採択されるなど、優れたビジョンと研究力、確固たる産学連携実績を持つ大学として更に評価が高まっています。その信州大学で、研究、産学官連携、社会連携を担当することは、非常に身の引き締まる思いです。

中村学長が定義・主導している「地域社会に分散している人や知を結集・共有・活用することで、新たな価値を創出し、地域が発展するエコシステムの構築【地域中核・特色ある研究大学】」実現のためには、価値創造の主な担い手である信州大学の研究力の向上が重要です。研究力は、教育力にも影響を及ぼす重要事項だという認識から、大学全体の研究力の底上げはもちろん、信州大学の強い分野の強化、世界の研究動向や産業界・政策ニーズに基づいた研究についても強化したいと思います。

中村学長のリーダーシップの下、信州大学の更なる発展のため全力で努力する所存です。皆様のご指導・ご支援をいただきながら進めていきたいと思います、どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年10月 清水 聖幸

経歴

  • 昭和62年 3月

    東京理科大学理工学部工業化学科卒

  • 平成 4年 3月

    九州大学大学院総合理工学研究科博士課程修了

  • 平成 4年 4月

    通商産業省工業技術院資源環境技術総合研究所技官

  • 平成 8年10月

    通商産業省工業技術院資源環境技術総合研究所主任研究官

  • 平成11年 3月

    南カリフォルニア大学派遣(科学技術庁長期在外研究員)

  • 平成12年 4月

    通商産業省工業技術院産業技術総合研究所設立準備本部調査官及び総務部人事課調査官

  • 平成13年 1月

    内閣府総合科学技術会議事務局参事官補佐

  • 平成15年 5月

    経済産業省産業技術環境局研究開発課研究開発企画調査官

  • 平成17年 8月

    資源エネルギー庁新エネルギー対策課総合技術調査官

  • 平成18年 8月

    岐阜県庁総合企画部研究開発総括監

  • 平成22年 4月

    産業技術総合研究所産学官連携推進部門地域連携室長

  • 平成24年 4月

    産業技術総合研究所イノベーション推進本部産学官連携推進部部長

  • 平成27年 4月

    産業技術総合研究所中部センター所長代理

  • 平成30年10月

    熊本大学副学長及び熊本創成推進機構副機構長・教授

  • 令和 5年10月

    北海道大学副学長及び半導体拠点形成推進本部副本部長・教授
    (熊本大学とのクロスアポイントメント)

  • 令和 6年10月

    信州大学理事(研究、産学官・社会連携担当)(現職)