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教育ハイライト

  1. 理学部学生向け教育プログラム「先進プログラム」
注目の教育
2018年3月23日(金)

理学部学生向け教育プログラム「先進プログラム」

 理学部は2学科7コースから成りますが、それぞれのコースで、先進、標準、学際の3つの教育プログラムが提供されており、その組み合わせで21通りのカリキュラムが選べるようになっています。

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この3つのプログラムの中で、最も良く理学部の特徴を表している、先進プログラムを紹介します。

理学部の新入生のうち、将来研究者を志望する人は約30% いますが、これは教員民間企業などの他の進路を希望する学生より多く、理学部の学生の中で最大の割合となっています。このような理学部に特徴的な学生のためのプログラムが、先進プログラムです。その最大の特徴は、通常の授業の他に「アドバンス科目」として、1年次からより進んだ内容の実験や実習を行なうことができることです。

研究者を志望するような探究心を持つ「理科好き」の学生にとって、実験や野外に出てのフィールドワークを少人数で行なう機会があることは、願ってもない環境です。また大学院修士課程進学を念頭に、6年一貫で履修できるように、大学院科目も先取りして学部生のうちに履修できるようになっています。

関連して、理学部では「理学部公募型アドバンス演習・実験・実習」として、学生が企画した研究課題に研究費を支給する制度があります。優れた研究を行なった学生の中には、文部科学省主催の全国の学生による自主研究発表の場である「サイエンス・インカレ」に出場する人もいます。

実験・実習例:落下する物体にかならずあてる方法(物理学)
木の上から落ちる物体(ピンク)に地上から斜め上に狙って投げ出す玉(赤)をあてることができます。狙いを物体の方向に決めると、玉は落下中の物体にあたるのです。ただし玉を投げ出す時刻と物体が落ち始める時刻は同じでなければなりません。
という物理学で有名な話を実際に実験で確かめようという試みを、学部1年生がアドバンス科目で行い、実験装置を作りました。

図の説明:
左に赤い玉があります。この玉を青線のようにピンク色の物体にまっすぐ狙って投げ出します。同時に物体は落下を始めます。玉の軌道は赤線のような放物線をたどり、物体に衝突します。