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  1. 近藤大河さんが第54回画像電子学会年次大会で学生発表奨励賞を受賞
研究
2026年10月16日(金)

近藤大河さんが第54回画像電子学会年次大会で学生発表奨励賞を受賞

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 信州大学大学院総合理工学研究科工学専攻情報数理・融合システム分野修士課程1年の近藤大河さん(田研究室)が、2026年8月に開催された「第54回画像電子学会年次大会」において、学生発表奨励賞を受賞しました。

 近年、農業の省力化や農薬使用量の削減に向けて、画像認識技術を用いて作物と雑草を見分け、雑草だけを選択的に除去する技術が注目されています。しかし、従来の深層学習による画像認識では、農場ごとに大量の教師データを用意し、AIを学習させる必要があることが課題となっていました。 

 本研究では、大量かつ多様な画像をあらかじめ学習したAI(視覚基盤モデル)に、植物の色などの基本的な視覚情報を組み合わせることで、農場ごとにAIを追加学習させることなく、植物をより正確に検出する手法を開発しました。作物の種類や撮影環境が異なる4種類の公開農業画像データセットを用いた実験では、既存の視覚基盤モデルと比較して、植物の検出精度が平均5.5ポイント向上しました。さらに、画像中の作物と雑草の領域を識別する処理においても、既存手法と同等の精度を維持しながら、処理速度を約5倍に向上させました。

 本研究の成果は、農場ごとのAIの学習や調整にかかる負担を軽減し、農業ロボットによる作物・雑草の自動識別や、必要な場所だけに農薬を散布する精密農業技術への応用が期待されます。

受賞情報
受賞者:近藤 大河
賞名:学生発表奨励賞
学会名:第54回画像電子学会年次大会
発表題目:多層視覚統合に基づくゼロショット植生認識フレームワークの構築
著者:近藤 大河、田 陽