サウジアラビア王国キング・サウード大学と大学間学術交流協定を締結
2026年9月4日、信州大学は、サウジアラビア王国のキング・サウード大学(KSU:King Saud University)と、教育・研究交流のさらなる推進を目的とする大学間学術交流協定を締結しました。調印式はホテルメトロポリタン長野で行われ、KSU学長のAli Masmali(アリ マスマリ)学長閣下と信州大学の中村宗一郎学長が協定書に署名しました。
キング・サウード大学はサウジアラビア最古の歴史を誇り、世界大学ランキング107位(QS World University Rankings)にランクインするなど、世界的にも高い研究力を有する大学です。
両大学は2022年11月の交流開始以来、研究者の相互訪問を重ね、研究交流と信頼関係を築いてきました。今回の協定締結により、研究者間を中心としてきた交流は大学間の正式な連携へと広がり、共同研究や人材育成、研究者・学生交流などを進める枠組みが整いました。
調印式には、KSUからアリ マスマリ学長閣下のほか、King Abdullah Institute for Nanotechnology(キング・アブドゥッラー・ナノテクノロジー研究所)のHamad Albrithen(ハマド アルブリセン)総括責任者らが、信州大学からは中村学長、遠藤守信特別栄誉教授、安田弘法理事、香山瑞恵副学長らが出席しました。
冒頭、中村学長は、KSUがサウジアラビアを代表する研究大学の一つであることに触れ、両大学が異なる自然・文化的環境にありながら、それぞれの強みを組み合わせることで新たな価値を生み出せるとの期待を示しました。さらに「今回の協定は終わりではなく、行動の始まり」として、具体的なプロジェクトを通じて連携を深めていく考えを述べました。
アリ マスマリ学長閣下は、信州大学との連携への期待を述べ、水やナノカーボンを活用した技術などの分野で緊密に協力する意向を表明しました。また、共同研究の成果に加え、両大学の学生や研究者の交流が進むことへの期待も示しました。
両学長による協定書への署名・交換、記念品の交換、記念撮影の後、記者会見が行われ、会見では遠藤特別栄誉教授とKSU側の研究者らが、これまでの交流の経緯や今後の共同研究、人材交流などについて説明しました。遠藤特別栄誉教授は、これまで水処理や淡水化に関する研究交流などを積み重ねてきたことを紹介し、今回の協定締結によって正式な大学間連携の基盤が整ったことを受け、研究交流に加え、学生・研究者の交流や社会実装を含む連携を進める考えを示しました。
両大学は、今回の協定締結を基盤に、それぞれの研究力と人的ネットワークを生かし、地球規模の課題解決や研究成果の社会実装につながる連携を進める方針です。
