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トピックス

  1. 韓国・成均館大学校を信州大学が訪問
国際交流
2025年12月25日(木)

韓国・成均館大学校を信州大学が訪問

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両学長の握手(右からYoo Ji-Beom学長、中村学長)

2025年12月5日、信州大学の中村宗一郎学長、金翼水副学長らが韓国の成均館大学(Sungkyunkwan University:SKKU)を訪問しました。

SKKUは14世紀に設立された歴史ある大学で、ソウル特別市の人文社会科学キャンパス、スウォン市の自然科学キャンパスに18学部を擁する総合大学です。国内大学ランキングでは科学分野で私立大学1位、THE世界大学ランキングでは87位に位置づけられ、国内外で高い評価を受けている大学です。

本学とは、2024年11月に金副学長の取次によりSKKU学長団が信州大学を表敬訪問した際に大学間MoUを締結しており、今回はその返礼として信州大学がSKKUを訪問しました。

会談では、中村学長が、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択により設立されたアクア・リジェネレーション機構と、水再生を中心とする研究の取り組みについて、世界的な水問題を踏まえながら紹介しました。本学の研究内容に対して、SKKUのYoo Ji-Beom学長は強い関心を示し、水再生分野における両大学の協働の可能性について意見交換を行いました。

その中で、SKKUに共同センターを設置する案が金副学長から提案され、共同センターを基盤とした共同研究事業を立ち上げて協力していく方針を互いに確認しました。

また一行は、SKKUの原点として保存されている歴史的建造物「明倫堂」を視察しました。明倫堂は朝鮮王朝時代の最高教育機関の講堂として使用されていた建物で、伝統的な建築様式と、そこで行われた開放的な教育スタイルについて説明を受けました。さらに、敷地内に立つ樹齢500年のイチョウ(儒教の象徴)を見上げながら、SKKUが受け継ぐ悠久の伝統に思いを馳せました。

今回の訪問を通じて、伝統と革新を併せ持つSKKUとの連携が共同センターを軸に一段と強化され、本学の水再生研究のさらなる発展が期待されます。

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活発な意見交換の様子

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キャンパスツアー:最新の講義棟から歴史的建造物「明倫堂」への道を通り、開放的な学びの場であった明倫堂を視察