韓国海洋大学校を信州大学が訪問
2025年12月8日、信州大学の中村宗一郎学長、米倉真一副学長、金翼水副学長らが韓国海洋大学校(Korea Maritime & Ocean University:KMOU)を訪問しました。
KMOUは1919年設立の鎮海海洋大学を前身とし、韓国第2の都市・釜山のAchisan島にキャンパスを構える国立大学です。3学部、4つの専門大学院を含む5つの大学院を有し、実習船2隻、博物館、36の研究施設を備えるなど、多くの国家プロジェクトを担う韓国屈指の海事・海洋分野に特化した総合大学です。
信州大学とは、2017年に研究者交流が始まり、2023年度の文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」採択を機に、アクア・リジェネレーション(ARG)分野での共同研究が飛躍・発展しました。2024年には大学間学術交流協定を締結し、主にアクア・リジェネレーション機構が水分野に関わる共同研究を進めてきました。また、2025年10月には、ARCHキャンパス内に「信州大学/国立韓国海洋大学校連携分室」が開設されました。今回は、この連携分室の開設を踏まえ、他分野での交流の可能性を検討するため、信州大学の学長訪問団がKMOUを訪問する運びとなりました。
KMOUでは横断幕で一行を歓迎いただきました。学長同士の会談では、中村学長がアクア・リジェネレーション機構による水の再生・エネルギー分野の研究について、世界的な水問題を踏まえながら紹介しました。その後、交流分野拡大の一環として、Ryoo学長から学部生向けサマープログラムを含む学生交流が提案されました。釜山は日本からのアクセスが良く、公共交通機関も充実しているほか、文化や食の共通点も多いことに加え、KMOUには日本語を話せる教職員や十分な宿舎が整っています。信州大学の一行はこの提案に強い関心を示し、既存の研究交流に加えて新たな学生交流プログラムの立ち上げを検討することで合意しました。
会談後、一行はARCHキャンパスに設置された「信州大学/国立韓国海洋大学校連携分室」を視察しました。広大な海を望むオフィス環境に感銘を受け、今後の交流拠点として大きな期待が寄せられました。
この度の訪問で得られた成果を基盤として、KMOUとのグローバル連携は今後さらに強化・発展していくことが期待されます。