マレーシア科学大学(USM)と大学間学術交流協定を締結
2025年8月6日(水)、信州大学とマレーシア科学大学(USM)との大学間学術交流協定の調印式が行われました。
信州大学は2025年2月に、USMと先進的な学術交流を展開する豊橋技術科学と包括連携協定を締結し、さらに今回のUSMとの協定を締結することにより、教育・研究の国際化の強化を目指します。
式典では、町田在ペナン日本国総領事をお迎えし、USM学長、理事、副学長をはじめとする多くの関係者が出席し、本学からは中村学長をはじめ、安田理事、井上副学長、遠藤特別栄誉教授、Lim学長特別補佐、浜野准教授が出席しました。さらに、信州大学に留学した経験のある多くの同窓生や、ペナンに拠点を置きUSMと連携・協力関係にある日系企業や現地企業からの出席者を含め、100名を超える方が参加する盛大な調印式となりました。
調印に先立ち、中村学長、Rahman学長、町田在ペナン日本総領事によるスピーチとともに、井上副学長から、3大学の連携強化とともに、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に採択された信州大学が目指す国際化の展望について講演がありました。
さらに、CCVD法によるカーボンナノチューブの発見と産業化において歴史的貢献を果たし、そのナノ科学の水処理膜への応用展開を進める信州大学アクア・リジェネレーション機構の中心メンバーである信州大学遠藤特別栄誉教授から、「Nanocarbon Science and Applications: Toward Sustainability and the Century of Water」と題して記念講演が行われました。USMの学長をはじめ多くの研究者が注目し、今後の共同研究への発展や、それにともなう研究者・学生、そして職員の交流に大きな期待が寄せられました。
信州大学参加者:
・中村宗一郎学長
・安田弘法理事(教学グローバル担当)
・井上光輝副学長(特命戦略(新学術・イニシアティブ))
・遠藤守信特別栄誉教授
・Lim Pang-Boey学長特別補佐
・浜野充准教授(グローバル化推進センター)
マレーシア科学大学参加者:
・The Honourable Professor Dato’ Seri Ir. Dr. Abdul Rahman Mohamed, Vice-Chancellor (学長)
・The Honourable Datuk Muhamad Khizri Abu Kassim, Member of the Board of Governors.
・Professor Dr. Habibah Abdul Wahab, Deputy Vice-Chancellor (副学長)
また、翌日の8月7日(木)には、過去に信州大学に留学した経験のあるマレーシア在住の同窓生等16名が集まり、海上のレストランで会食を行いました。会食には町田在ペナン日本総領事にもご出席いただき、信州大学とマレーシアとのつながりをさらに深める大変有意義な親睦会となりました。