マレーシア科学大学が信州大学を訪問
2025年4月15日~16日、マレーシア科学大学 (Universiti Sains Malaysia, USM)の代表団が信州大学を訪問しました。
今回の訪問の目的は、総合大学として相互の共通分野を模索し、協力関係構築の可能性について協議するためでした。マレーシア科学大学(USM)はマレーシアの最も優れた大学のひとつで、優秀な人材を輩出し、国家の研究プロジェクトを担う、教育・研究ともに卓越した大学として世界的に評価されている大学です。
4月15日、Habibah 副学長を筆頭としたUSM代表団は、長野市工学部キャンパスにある遠藤守信特別栄誉教授の研究室を訪問し、同研究室の Fajardo 教授の案内のもと、信大RO膜の実証実験や製造過程を視察しました。翌朝、医学部田中直樹教授の案内のもと、松本キャンパスの附属病院のリハビリテーション部と放射線部を視察しました。両日の視察で、訪問団は、信州大学の卓越した研究や技術に深い関心を示しました。
4月16日午後の学長訪問では、中村学長はじめ信州大学代表5名による歓迎のもと、相互の協力分野の可能性について活発な意見交換がなされ、大学間での学術交流協定を結ぶことが提案されました。USMからは、協定調印式開催をUSMで行うことが提案され、Habibah副学長から中村学長へ信州大学代表団招待の意が表され、会合は両者打ち解けた雰囲気で終了しました。今後は大学間学術交流協定の締結を皮切りに、教育・研究における活発な国際交流が展開されることが期待されます。
マレーシア科学大学訪問団:
・Prof. Dr. Habibah A. Wahab 副学長(研究・イノベーション担当)
・Assoc. Prof. Dr. Asrulnizam Bin Abd Manaf
共同マイクロエレクトロニクス・デザイン・エクセレンス・センター(CEDEC) 所長
信州大学参加者:
・中村宗一郎学長
・安田弘法理事(教学グローバル)
・米倉真一副学長(国際)
・金翼水副学長(特命戦略(グローバル・イニシアティブ))
・Lim Pang-Boey学長補佐
・浜野充准教授(グローバル化推進センター)
視察協力:
・ARG機構・遠藤研究室 Fajardo Diaz Juan Luis 特任教授
・工学部 前田潤特任准教授、竹内健司准教授
・医学部 田中直樹教授、堀内博志教授、藤永康成教授