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  1. 信州大学名誉フェロー称号授与式を開催
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2024年11月29日(金)

信州大学名誉フェロー称号授与式を開催

2024年9月18日、信州大学は、2024年7月5日に新設した「信州大学名誉フェロー制度」※に基づき、本学卒業生である 佐藤綾子氏 と 丹羽公雄氏 の2名に「信州大学名誉フェロー」の称号を授与することを決定しました。これを受け、11月22日に信州大学本部棟にて授与式が執り行われ、佐藤綾子氏が出席されました。
以下に、佐藤綾子氏と丹羽公雄氏の略歴を記載いたします。

※信州大学名誉フェロー(称号授与規程第2条より)
本学の新しい価値の創造や本学のブランド向上に対して、講演会や記念イベント等の参画を通して、大いに貢献が期待される者に授与することができる。
(1) 本学に在学又は所属した者のうち,学術,人材育成,政治,経済,芸術,文化,スポーツ等の各界において顕著な功績があった者

授与者の概要

佐藤綾子(さとう あやこ)氏 ご略歴

1969年に信州大学教育学部を卒業後、国内外の大学で学位を取得され、自己表現を対象とした「パフォーマンス学」に関する研究・教育に長年従事されてきました。また、その成果を社会に還元する取り組みとして、国際学会(国際パフォーマンス学会)の創設をはじめ、200冊を越える著書の執筆実績があります。
加えて、青少年育成、社会人の育成(リカレント学習/リスキリング)、政治経済のリーダー人材に対する相談役・アドバイザー・プレゼン指導など人材育成領域を中心に多大なる貢献をされてきました。

丹羽公雄(にわ きみお)氏 ご略歴

1969年に信州大学文理学部自然科学科を卒業後、名古屋大学に進学し、同大学の教授として素粒子物理学の発展に長年従事されてきました。
特に「タウニュートリノの検出」、独自の検出装置である「原子核乾板技術」の開発は、ニュートリノ研究における画期的・革新的な業績であり、国際的にも高く評価されています。さらに、その成果は、素粒子物理学を越えて、ガンマ線天文学やピラミッド探査など、多様な分野にも活かされています。
また、これまで世界をリードする研究グループを率い、多くの若手研究者の育成指導に尽力され、日本の素粒子物理学の地位向上に貢献をされてきました。

佐藤綾子氏のコメント

自然豊かな信州大学で、中・高の英語および美術教員免許取得、さらにESS部長として長野県初の大学生英語弁論大会を主催するなど充実の4年間でした。これが、その後の上智大学大学院、ニューヨーク大学大学院、立正大学大学院などを経て博士号取得と大学教師を含む現在の沢山の大切な仕事に繋がっています。
このたびの信州大学名誉フェローの受賞は光栄なことと感謝し、この道一筋に邁進します。近年特に、環境マネジメントや医療などの社会課題解決にむけての研究成果が著しい母校とふるさとに、多少の貢献ができたなら、これにまさる喜びはありません。

名誉フェロー_1.jpg

授与式会場にて、左から
永松理事、中村学長、佐藤綾子氏、林副学長