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  1. 「超学系長」の決定について
その他
2025年4月21日(月)

「超学系長」の決定について

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氏名:手嶋 勝弥(てしま・かつや)
専門分野:材料化学、結晶工学、マテリアル・インフォマティクス
主な実績:国内外の研究機関・企業と連携した水資源循環、エネルギー材料研究の推進、特許多数

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アクア・リジェネレーション共創研究センター

信州大学では、令和7年4月より11番目の新たな学系として、「超学系」を発足いたしました。このたび、本学の重点研究分野である「水および水由来水素エネルギー」に関する研究を牽引してきたアクア・リジェネレーション機構長・手嶋勝弥教授が、超学系の初代学系長に就任いたしましたので、お知らせいたします。

信州大学は、「地域に根ざし、世界につながる大学」を理念に掲げ、地域の枠を越えて地球規模の課題解決に貢献することを目的とした「グレーター・ユニバーシティ・ビジョン(VGSU)」を策定し、研究力の強化と社会実装を推進してまいりました。こうした取り組みは、文部科学省の重点施策である「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択という形で結実し、本学はJ-PEAKS研究大学群の一員として、日本全体の研究の活性化と、国際的研究プレゼンスの向上に貢献する責任を担うこととなりました。

「水および水由来水素エネルギー」に関する研究は本学の中核分野であり、これを象徴する施設が、松本キャンパス正門の南側に設置された「アクア・リジェネレーション共創研究センター」です(令和7年7月25日に開所式を実施予定)。ここでは、水の高度循環システム、太陽光と光触媒を用いたグリーン水素の生成等の開発が進められる計画になっています。

本学は、国内外の企業・研究機関・自治体との連携により、基礎技術の開発はもとより社会実装を推進するとともに、タンザニアなどのグローバルサウスの現場においても、現地の人々と協働しながら研究成果の応用と還元を実現してきました。

このような「水の惑星・地球」における水資源の持続可能性という世界的使命の下、J-PEAKSを担う教員組織として、信州大学では分野を越境し、学際的協働を促進する「超学系」を新たに設置することとなりました。本組織の初代学系長には、この間、アクア・リジェネレーション分野の先導的役割を担ってきた手嶋勝弥教授が選任されました。

なお、J-PEAKS推進の一環として文部科学省の出展企画に採択され、超学系に所属する研究者たちによる「水の惑星・地球を守る」取組を「大阪・関西万博」において紹介することとなりました(令和7年8月14日から同月19日まで)。