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  1. 「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」設立総会への参画
研究
社会連携
2021年8月6日(金)

「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」設立総会への参画

2021年7月29日(木)、全国188の国公私立大学・研究機関等が参加する「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」の設立総会が実施されました。関係省庁の副大臣、参加大学の学長等がオンライン上で一堂に会し、本学からは濱田学長が参加をいたしました。

冒頭には、事務局代表である総合地球環境研究所の山極壽一所長から開会挨拶が述べられました。国会における首相の所信表明演説の中で、日本政府として初めて表明された「2050年カーボンニュートラル」の目標は非常に高いハードルではあるものの、実現できれば世界の先頭に立てる試みであるため、日本全国の地域で大学等が技術開発、人材育成を先導していくことの重要性が指摘されました。

次に、文部科学省:高橋ひなこ副大臣、経済産業省:江島潔副大臣、環境省:笹川博義副大臣より関係省庁挨拶が述べられました。地域におけるカーボンニュートラルの実現に向けて、知の拠点である大学・研究機関等が力を結集し、自然科学から人文科学までを含めた新たな科学的知見の創出、企業・自治体等との連携による成功モデルの構築、これらを通じた高度な人材の育成等に対する期待が寄せられました。

それから、コアリションの各ワーキンググループ(WG)の幹事機関の紹介が行われました。各幹事機関からは、カーボンニュートラルに関するこれまでの取り組み・実績や、今後のWG活動に対する意気込みが述べられました。濱田学長からは、信州大学は2001年に国公立大学初となるISO14001の認証を取得したこと、環境に優しい世界の大学ランキング「UI GreenMetric World University Rankings」において2018年から2020年まで3年連続で国内1位に選ばれたこと等が実績として紹介され、これまで多くの地域密着型の研究で実績を残してきた強みを活かして、幹事校である地域ゼロカーボンWGの活動に取り組んでいくことが表明されました。

その後、51の大学等が全10回以上にわたる議論を行い作成してきた「カーボンニュートラル達成に貢献する⼤学等コアリション準備委員会とりまとめ(案)」に対する採決が行われ、全会一致で採択されました。本案にはコアリションのビジョン・ステートメント、各WGのミッションや活動の方向性、ロードマップ等が含まれており、今後は本案を元に活動が進められる予定です。

締め括りには、公益財団法人 地球環境戦略研究機関の武内和彦理事長から、大盛況のうちにコアリションが設立されたことに対して祝意が述べられました。

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3省庁の副大臣と約180の大学・研究機関等の代表がオンラインで参加

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信州大学のこれまでの実績とコアリション活動に対する意気込みを述べる濱田学長