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國井寅泰さん(M1)が2025年繊維学会年次大会にて、優秀ポスター賞を受賞

2025年6月11日 (水)~13日 (金)に大タワーホール船堀にて開催された2025年繊維学会年次大会にて、大学院総合理工学研究科繊維学専攻 化学・材料分野 修士課程1年の國井寅泰さん(高坂研究室)が優秀ポスター賞を受賞しました。賞題目:可逆的共役置換反応を用いたビトリマー性エラストマーのワンポット合成と高速応力緩和

研究概要:所属研究室では、成形性に優れる新型架橋アクリルゴム(ビトリマー性エラストマー)を報告しています(詳細はhttps://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/news/2024/10/213646.html参照)。従来は架橋剤に臭素原子を含む試薬を使用していたが、本研究ではハロゲン不使用な新型架橋剤を開発し,架橋アクリルゴムの製造プロセスを大幅に簡略化することに成功した。これにより、架橋アクリルゴムの分子設計を容易に変更できるようになった。例えば、架橋密度が物性に与える影響を調査し、高架橋密度でも優れた応力緩和性が発現することを明らかにした。

國井さんのコメント:このたびは、このような賞を頂き、大変光栄に思っております。審査に携わってくださった先生方、またポスター発表を熱心に聞いてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。初めての学会で緊張もありましたが、高坂先生の熱心なご指導のおかげで、このような成果を得ることができました。また、林先生には丁寧なご助言に加え、試料測定にも多大なご協力をいただき、この場をお借りして深く御礼申し上げます。 本研究は、日頃から支えてくださっている研究室の先輩方の成果と助力の積み重ねの上に成り立っています。これからも、今回の受賞を励みに、より良い成果を発信できるよう、一層努力してまいります。

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※本研究に関するお問い合わせは 化学・材料学科 髙坂 泰弘准教授(kohsaka@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。