「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学コアリション」への参画
2021年3月23日(火)、全国120の国公私立大学等が参加を表明する「カーボン・ニュートラル達成に向けた大学コアリション」の設立に向けて、関係省庁の大臣等と学長等が一堂に会する懇談会(オンライン開催)に、濱田学長が参加をいたしました。
2050年カーボン・ニュートラルの達成に向けては、大学の役割として国や地域の変革に向けた新たな知見の創出、担い手となる人材育成、キャンパス等を含む地域のカーボン排出量削減、国際連携等に大きな期待が寄せられています。
大学等の連携を加速させる場として、国・省庁横断的な推進体制や支援を展開する場として「カーボン・ニュートラル達成に向けた大学コアリション」設立するため、このたび、文部科学省:萩生田文部科学大臣、環境省:小泉環境大臣、経済産業省:江島副大臣らと全国の学長による情報共有や意見交換が行われました。
懇談会の中で、萩生田大臣は、「地域の『知の拠点』として、大学が、教育、研究、社会貢献という多様な役割を果たすことに期待が寄せられており、大学の貢献力や発信力を一層高めていくことに期待する」ことを述べられました。
また、本会には、阿部長野県知事も参画し、行政と大学が連携することで、研究・技術開発から社会実装へと繋がり、地域のカーボンニュートラルが進むことに期待していること、その一つとして県内でもゼロ・カーボン・キャンパス化の動きがあることなど発言をされました。
江島副大臣からは、企業等と連携したカーボン・ニュートラル達成に向けた研究開発・事業展開に関しての問いかけがあり、本学の濱田学長からも回答をいたしました。
濱田学長は、「かねてより進めてきた環境教育を継続的に発展させ、新たに全学横断特別教育プログラム『環境マインド実践人材養成コース』を開設した。こうした場を活用し、学生参画型による地域企業との共同研究等を強化することで、学生の定着(就職)はもちろん、カーボン・ニュートラル達成に向けた企業の研究開発力の向上・環境マネジメントの持続的な推進・協働が可能になっている」など、実践的な人材育成を中心とした産学連携の有効性・必要性について提案をいたしました。
サミットの最後には、カーボン・ニュートラル達成に向けた大学等の貢献に係る決意などを示したステートメントが採択されました。今後は、このステートメントに基づき、運営体制を構築し、「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」が、本年夏頃(予定)に設立されることとなります。本学も引き続き地域自治体、企業、市民、関係省庁と連携し取組を進めてまいります。