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  1. 後藤真一・タンザニア連合共和国駐箚日本国特命全権大使による信州大学長等への表敬訪問及び経法学部・工学部への来訪
国際交流
研究
2021年1月8日(金)

後藤真一・タンザニア連合共和国駐箚日本国特命全権大使による信州大学長等への表敬訪問及び経法学部・工学部への来訪

 2020年12月17日・18日の両日にわたり、タンザニア連合共和国駐箚日本国特命全権大使の後藤真一氏が来訪し、信州大学長等を表敬訪問しました。
 まず12月17日に濱田州博・信州大学長、田中清・グローバル化推進センター長を表敬訪問し、先に学長を表敬した提携先のさくら女子中学校の卒業生が外科医を目指していたことを踏まえ、信州大学へのタンザニアからの研修生・留学生の受け入れについても積極的な意見交換があり、今後、その可能性を探ることになりました。また、それに前後して、山沖義和・経法学部長を表敬訪問し、トビタテ!留学Japanによって昨年(2019年)後期にタンザニア等にインターンシップ留学した経法学部生とも面談し、タンザニアへの留学の苦労話等について意見交換を行いました。
 翌18日には天野良彦・工学部長を表敬訪問した後、アクア・イノベーション拠点(COI)の水環境改善プロジェクトを統括する吉谷純一・教授の案内のもと、研究内容を視察しました。タンザニアで深刻化する地下水のフッ素汚染問題の解決に取り組むサブ研究リーダーの手嶋勝弥・教授が、フッ素を選択的に吸着する高性能な無機結晶材料「信大クリスタル」を封入したティーバッグ型の浄水器を紹介しました。この方式であれば、安価な材料で作れてどこでも簡単に浄水できるため、タンザニアを初めとするアフリカ地域で広く適用可能なことや、現地での生産を視野に取り組みを加速していることを紹介しました。また、常設展示コーナーを訪れ、機構戦略支援統括の田中厚志・教授より、COIが開発したカーボンナノチューブを用いた海水淡水化膜などを用い、世界の様々な水問題解決に取り組むCOIの研究についての説明を行いました。
 後藤大使は終始、熱心に耳を傾け、今後も情報共有しながらタンザニアの水問題の早期解決に向けて協力し合うことを確認しました。
 信州大学訪問後、阿部守一・長野県知事を表敬訪問し、タンザニアにおける信州大学の取組み等に関して意見交換を行いました。

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後藤在タンザニア大使(左)と濱田学長

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学長室での意見交換の様子

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アクア・イノベーション拠点の視察の様子

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工学部での記念撮影(左奥から工学部 吉谷教授、天野工学部長、手嶋教授、右手前から山沖経法学部長、後藤在タンザニア大使)