2020年12月10日(木)
総合理工学研究科工学専攻2年の志村和大さんが「電気学会産業応用部門優秀論文発表賞」を受賞
総合理工学研究科 工学専攻2年(水野・佐藤研究室)の志村和大さんが、2019年12月6日に開催された電気学会半導体電力変換,家電・民生,自動車合同研究会で「電気学会産業応用部門優秀論文発表賞」を受賞しました。
本研究は、高周波電源に用いられる磁気部品の小型化・低損失化に関するものです。
電気機器に用いられるスイッチング電源には小型化・低損失化の要求があります。本論文ではスイッチング電源に用いられる素子のなかで体積が最も大きい磁気部品に着目し、磁気部品の小型化・低損失化を検討しました。回路の配線基板を磁気部品の巻線することで小型化、巻線の構造を変更することで低損失化することを確認しました。また、駆動周波数6 MHzにおいてトランスの損失が約56 %低減することを確認しました。
受賞対象となった研究は以下の通りです。
「インターリーブ巻および磁性コンポジット磁心を用いたLLC共振形コンバータの高効率化の検討」
志村 和大,田中 大登,佐藤 光秀,水野 勉
電気学会半導体電力変換研究会 SPC-19-177, 2019