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教職員の方

  1. 平成31年 年頭のご挨拶
教職員の方
2019年1月4日(金)

平成31年 年頭のご挨拶

平成31年 年頭のご挨拶

学長 濱田州博

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 平成31年(2019年、己亥)が教職員、学生の皆様をはじめ関係する皆様にとって良い年でありますようまずはご祈念申し上げます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 平成31年と記しましたが、皆様ご存知のように平成は今年4月までで、5月からは新しい元号になることが決まっています。新年号は少なくとも「M」「T」「S」「H」が頭文字のものにはならないことが、ほぼ確定していると言われていますが、どうなるでしょうか。また、皇太子さまが即位する2019年5月1日と、即位を国内外に公式に示す「即位礼正殿の儀」を開く同年10月22日を祝日扱いとする法律が成立しております。これらの日は、1回限りの祝日扱いとなり、2020年以降は祝日とはなりません。5月1日が祝日となると、祝日法で「前日および翌日が『国民の祝日』である日は休日とする」と定められているため、前後の4月30日と5月2日も休みとなります。4月27日土曜日から5月6日月曜日の振替休日まで10連休となる人も多いかと思います。仕事の関係にもよりますが、今から過ごし方を考えておいた方が良さそうです。
 さて、本年、信州大学は、昭和24年(1949年)に新制大学として設立されてから70周年の節目を迎えます。設立時の前身校は、松本医科大学、旧制松本高等学校、長野師範学校、長野青年師範学校、長野工業専門学校、上田繊維専門学校、長野県立農林専門学校で、それら前身校のうち、旧制松本高等学校は、大正8年(1919年)に誕生しています。旧制松本高等学校の誕生から数えるとちょうど100年目の記念すべき年となります。記念事業としては、6月1日土曜日に行われる記念式典、記念コンサート、市民公開講座が主なものですが、信州大学学士山岳会と連携した事業や数多くのプレイベントなど、種々の行事を予定しております。特に、記念コンサートでは、信州大学の大学歌をお披露目する予定で、今から楽しみにしているところです。信州大学創立70周年・旧制松本高等学校100周年記念事業は、地域の皆様の設立に対する思いを今一度思い返し、信州大学の新時代に向けた出発点と考えております。時代を先取りした先導的な大学を目指して活動を活発化させていきたいと考えておりますので、教職員、学生の皆様をはじめ関係する皆様には、引き続きご支援・ご協力賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 また、これを機に、信州大学ネットワークも拡充したいと考えております。卒業生との結びつきだけでなく、様々なステークホルダーと連携できればと思っております。現在、校友会がその役割を担っておりますが、ステークホルダーの皆様にご活用いただいているとは言えない状況です。多くの皆様にご活用いただき、様々な線や面でつながったネットワークを構築していくためには、いろいろな角度から検討することが必要だと考えています。信州大学ネットワーク構築に関してもご協力下さいますようお願い申し上げます。
 ところで、2019年は干支で言うと己亥(つちのとい)です。ウェブページで「己」の年の意味を調べると、「完成した自己や成熟した組織が、足元を固めて、次の段階を目指す準備をする年」と記されております。「亥」は、十二支の最後で、種に生命を引き継ぎ、種の中にエネルギーがこもっている状態だそうです。ということで、「己亥」の年は、内なる充実をはかり、次のステージの準備をする年と言えそうです。
 教職員、学生の皆様をはじめ関係する皆様が、内なる充実をはかり、次のステージへステップアップすることを期待しております。末筆ながら、皆様方のご活躍ならびにご健勝をお祈り申し上げて、年頭のご挨拶とさせていただきます。