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信州大学行動規範

教職員行動規範

信州大学は、その社会的使命と業務の公共性から、高い倫理観に基づいて、厳格に法令等を遵守するとともに、健全で適正な大学運営が求められる存在です。
その要請に応えるためには、教職員の一人ひとりが高潔な価値観、倫理観を保持し、誠実かつ公正に諸活動を展開していくことが必要です。
ここに、信州大学の理念と目標のもと「信州大学教職員行動規範」を定め、私たち教職員は不断の実践に努めます。

1 人権の尊重
私たちは、一人ひとりの人格及び人権を尊重し、侵害行為に対しては厳正に対処し、健全で活気のある環境の整備に努めます。
2 法令の遵守
私たちは、関係法令及び学内諸規程を遵守し、健全かつ適正な業務執行に徹し、社会からの信頼確保に努めます。
3 社会的使命を自覚した教育研究
私たちは、大学が果たすべき社会的使命を自覚し、教育研究活動を通して世界、日本及び地域の平和と発展と安定に積極的に貢献します。
4 積極的な情報公開と知的財産権の尊重
私たちは、正確な情報を積極的に公開するとともに、個人情報の保護、業務上知り得た秘密の保持及び知的財産権の尊重に細心の注意を払います。
5 環境への配慮
私たちは、豊かな環境マインドをはぐくみ、常に環境の保全や資源の保護を心がけた活動を推進します。
6 安全衛生の確保と不測の事態への対処
私たちは、安全衛生に対する意識を高め、その確立に向け不断の努力を重ね、不測の事態に対しては、迅速、的確に対処します。
7 大学資産等の適正な管理
私たちは、大学資産及び外部資金を適正かつ効率的に管理し、正当な業務目的にのみ使用します。

附則

  1. この規範は、平成18年1月19日から実施します。
  2. この規範に反する行為により信州大学の信用を傷つけ、その利益を妨害し、又は構成員全体の不名誉となる事態若しくは信州大学の業務に支障を来す事態を招いた場合には、国立大学法人信州大学職員就業規則(平成16年国立大学法人信州大学規則第2号)、国立大学法人信州大学非常勤職員就業規則(平成16年国立大学法人信州大学規則第3号)その他関係諸規程に則って対処します。
  3. この規範の改廃は、国立大学法人信州大学教育研究評議会の議を経て、学長が行います。

附則
この規範は、平成27年12月16日から実施します。

研究活動上の行動規範

信州大学(以下「本学」という。)は、その理念の一つに「知的資産と活動を通じて、自然環境の保全、人々の福祉向上、産業の育成と活性化に奉仕する」ことを掲げ、「人類の知のフロンティアを切り拓き、自然との共存のもとに人類社会の持続的発展を目指した独創的研究を推進し、その成果を地域と社会に発信し、若い才能を引きつける研究環境を築く」ことを研究の目標としている。
このため本学は、信州大学教職員行動規範(平成 18 年1月 19 日)のほか研究活動上の行動規範を定める。

1 研究者の責任
研究者は、自らが生み出す専門知識や技術の質を担保する責任を有し、さらに自らの専門知識、技術、経験を活かして、人類社会の平和と安全、そして環境の保全に対する責任を有する。
2 研究者の行動
科学の自律性が社会からの信頼と負託の上に成り立つことを自覚し、自らの研究姿勢を常に点検しつつ正しい信念に基づいて誠実に行動する。また、研究によって生み出される知の正確さや正当性を、科学的にかつ客観的に示す最善の努力をするとともに、科学者コミュニティ、特に自らの専門領域における研究者相互の評価に積極的に参加する。
3 自己の研鑽
自らの専門知識・能力・技芸の維持向上に努めるとともに、科学技術と社会・自然環境の関係を広い視野から理解できるようにたゆまず努力する。
4 説明と公開
自ら携わる研究の意義と役割を積極的に公開して説明し、その研究が人間、社会、環境に及ぼし得る影響や起こし得る変化を評価し、その結果を中立性・客観性をもって公表するとともに、社会との建設的な対話を築くように努める。
5 研究活動
自らの研究の立案・計画・申請・実施・報告などの過程において、この規範の趣旨に沿って誠実に行動する。研究・調査データの記録保存や厳正な取扱いを徹底し、ねつ造、改ざん、盗用、他の学術誌等に既発表又は投稿中の論文と本質的に同じ論文を投稿する二重投稿、論文著作者が適正に公表されない不適切なオーサーシップ及び悪質な意図に基づく論文等の不引用などの研究活動における不正行為を行わず、また加担もしない。
6 研究環境の整備
責任ある研究の実施と不正行為の防止を可能にする公正な環境の確立・維持も自らの重要な責務であることを自覚し、科学者コミュニティ及び自らの所属組織の研究環境の質的向上に積極的に取り組む。また、これを達成するために社会の理解と協力が得られるよう努める。
7 研究費の適正な使用
研究費の使用にあたっては、関係法令、学内関係規程等、外部資金による研究において定められた研究助成条件及び使用ルール等を遵守し、研究費を不正に使用しない。
8 研究対象・環境・安全などへの配慮・生命倫理の尊重
研究への協力者の人格、人権を尊重し、福利に配慮する。また、研究実施上、環境・安全に対して有害となる可能性のあるもの(放射線、RI、遺伝子組換え生物、外来生物、核燃料物質、毒劇物、環境汚染物等)を取り扱う場合には、関係法令、規程及び学会等の指針等を遵守し、ヒトや動物を対象とした研究においては、生命倫理を最大限尊重する。
9 他者との関係
他者の成果を適切に批判すると同時に、自らの研究に対する批判には謙虚に耳を傾け、誠実な態度で意見を交える。また、他者の知的財産権に係るものに関しては、守秘義務を遵守する。中でも、論文や研究費の審査の過程で知り得たものについては、守秘義務の遵守に厳密な注意を払わなくてはならない。さらに、研究の過程で入手した他者の個人情報の保護に努め適正な取扱いを行う。
10 差別の排除
教育・研究・学会活動において、人種、性別、地位、思想・宗教などによって個人を差別せず、公平に対応して、個人の自由と人格を尊重する。また、研究上の優位な立場や権限を利用して、その指示・指導等を受ける者に不利益を与えるような言動は取らない。
11 利益相反
自らの研究、審査、評価、判断などにおいて、個人と所属組織又は異なる組織間の利益の衝突に十分に注意を払い、公共性に配慮しつつ適切に対応する。さらに、国立大学法人信州大学産学連携利益相反ポリシー(平成16年12月15日)、国立大学法人信州大学臨床研究に係る利益相反ポリシー(平成18年10月19日)等を遵守する。

附 則
この規範は、平成19年7月19日から実施する。
附 則
この規範は、平成27年2月19日から実施する。
附 則
この規範は、平成27年12月16日から実施する。