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  1. 富田開晴さん、山根萌夏さん、浅蔵彩生さんが第54回結晶成長国内会議(JCCG-54)で講演奨励賞を受賞
研究
2026年1月26日(月)

富田開晴さん、山根萌夏さん、浅蔵彩生さんが第54回結晶成長国内会議(JCCG-54)で講演奨励賞を受賞

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(左:富田開晴さん、中:山根萌夏さん、右:浅蔵彩生さん)

総合理工学系研究科工学専攻物質化学分野2年富田開晴さん、2年の山根萌夏さん、および1年の浅蔵彩生さんが、2025年11月11日から13日にかけて開催された第54回結晶成長国内会議(JCCG-54)で講演奨励賞を受賞しました。

本国内会議では結晶成長に関する研究を広く扱い、今年度は計91件の発表の中から18名が受賞しました。

富田開晴さんの受賞題目は「フラックス法による高結晶性P2型マンガン酸ナトリウム粒子の合成と形態制御」です。Naイオン電池の正極材料として注目されるP2型層状マンガン酸ナトリウム結晶をフラックス育成し、その形態を制御しました。フラックス法によるP2型層状結晶の育成に成功し、その結晶成長に対する原料比率や焼成保持時間の影響を明らかにするとともに、その生成メカニズムを提案しました。本研究は、マンガン酸ナトリウム結晶の結晶育成および形態制御に対するフラックス法の有効性を示しています。

山根萌夏さんの受賞題目は「活性炭細孔中におけるイルメナイト型MgTiO3結晶の直接フラックス育成とそのPFAS除去特性評価」です。水質汚染物質であるPFASの効率的な除去を目的とし、チタン酸マグネシウム結晶と活性炭を複合化した高効率なPFAS吸着材の開発に取り組みました。フラックス法を用いて活性炭の細孔内に結晶を固定化し、新たな形態の吸着材を作製しました。この吸着材料は長鎖および短鎖PFASに対して優れた吸着特性を示すことが明らかとなり、実用的な水質浄化材料としての利用が期待されます。

浅蔵彩生さんの受賞題目は「微量濃縮液相中におけるピュアシリカMEL型ゼオライトの結晶化挙動」です。機能性材料として知られるゼオライトの一種であるMEL型ゼオライトの簡便かつ新規な環境調和型合成法の開発に取り組みました。結晶成長における影響因子を調査・分析し、ゼオライト構造を誘起する有機構造規定剤の濃縮反応場の形成が重要であることを見出しました。この成果は、ゼオライトの合成に有効な新たな合成法の可能性を開拓しています。